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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、金融政策にらみ動きづらい

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,369.75(+3.75)
ナスダック100先物  19,098.25(+24.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は8ドル高。米金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ


5日の主要3指数は続伸。ナスダックとS&Pは上げ幅を拡大し、ダウは下押しされながらも96ドル高の38807ドルとプラスを維持した。この日発表された弱いADP雇用統計を受け、連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派的な金融政策継続への警戒が和らいだ。ISM非製造業景況指数は改善したが、長期金利の低下によりハイテクが買われ、相場を押し上げた。景気減速懸念は根強いものの、主力株に買いが入り指数はプラスで推移した。


本日は下げ渋りか。引き続き雇用関連指標が注視され、今晩の新規失業保険申請件数が前週よりも強ければ引き締め的な金融政策を後押し。7日の雇用統計は前回から改善が見込まれ、国内経済の強さが意識されれば買いは入りづらい。長期金利が主要な手がかりとなり、エヌビディアをはじめハイテク関連の買いが続けば相場をけん引しそうだ。来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に関心が高まり、全般的に動きづらい展開とみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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