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【経済】ISM非製造業景気指数、9カ月ぶりの水準に上昇

 きょうは5月のISM非製造業景気指数が発表になり、景況指数は53.8と予想を上回り、9カ月ぶりの高水準となった。詳細では業況指数が61.2に急上昇し、2022年11月以来の高水準となったこと全体を支えた。

 仕入れ価格は前月から下げたが依然として高水準にある。FRBは物価圧力が緩和している兆候を見極めようと、サービスセクターの動向に注目している。

 ISMは「回答からは、事業全般は拡大しているものの、成長ペースは業種や企業によってまちまちな状況が続いている」と述べた。一方、雇用面での課題は残り、退職者の補充や労務費管理の課題が主因。状況を改善しにくくしているのは、インフレと高金利だという回答が大半だった」とも述べた。

*ISM非製造業景気指数(5月)23:00
結果 53.8
予想 51.1 前回 49.4
景況指数 61.2(50.9)
新規受注 54.1(52.2)
雇用   47.1(45.9)
入荷水準 52.7(48.5)
仕入価格 58.1(59.2)
輸出   61.8(47.9)
輸入   42.8(53.6)
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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