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【通貨】今日の為替市場ポイント:日米金利差を意識してドル売り縮小の可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

5月31日のドル・円は、東京市場では156円58銭から157円15銭まで反発。欧米市場では157円37銭から156円56銭まで下落したが、157円28銭で取引終了。本日6月3日のドル・円は主に157円台で推移か。日米の金利差を意識してリスク回避的なドル売りは縮小する可能性がある。

日本国債10年利回りは1%台に上昇したが、利回りがさらに上昇した場合、リスク回避的な円買いが増える可能性がある。日本銀行は金融正常化について前向きに検討しており、日本政府はドル高円安の進行をけん制している。そのため、1ドル=158円以上では日本の為替介入が警戒されている。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を長期間据え置く方針を固めており、多くの投資家は当面ドルを選好するとみられる。FRBによる9月利下げの可能性は消えていないが、年内に2回の利下げが行われるかどうか微妙な状況であり、目先的にはドル高円安に振れやすい相場展開が見込まれる。

《CS》

 提供:フィスコ

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