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【注目】FOMC議事録、データ次第を再確認

 日本時間午前3時に公表されたFOMC議事録を受けて、米株式市場ではダウ平均が下げ幅を広げており、為替市場ではドル買いの反応が見られている。議事録では「政策金利をより長期に高水準での維持が望ましい」との見解で一致していたほか、様々な参加者が必要なら追加引き締めに前向きになっていることが明らかとなった。

 前回FOMC後のパウエルFRB議長の会見では利上げに否定的な見解が示されていたが、それらと比べると若干タカ派な印象も広がっている模様。

 一部からは「今回の議事録はデータが今後の金融政策の動向を決定するというシナリオを裏付けた」との指摘が出ている。議事録によると、インフレが2%まで持続的に低下しているとの確信が深まるまでは利下げは適切ではないとの認識で一致した」という。委員は労働市場の需給は緩やかではあるが、より良いバランスで推移していると評価した。最近の指標は、経済活動が堅調なペースで拡大し続けていることを示唆していると指摘した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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