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【通貨】外為サマリー:一時156円40銭近辺まで上伸、株高でリスクオンのドル買い流入

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=156円30銭前後と前日の午後5時時点に比べて40銭強のドル高・円安となっている。

 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円22銭前後と前週末に比べて45銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ニューヨーク連銀が発表した4月の消費者調査で、1年先と5年先の予想インフレ率がともに上昇したことからインフレ圧力の根強さが意識され一時156円25銭まで上伸した。

 この流れを引き継いだ東京市場も堅調な展開となっている。朝方は日本時間今晩に発表される4月の米卸売物価指数(PPI)を見極めたいとして模様眺めムードが広がっていたが、日経平均株価が反発して始まるとリスク選好的なドル買い・円売りが流入。イエレン米財務長官が13日に「為替介入はまれな行為であるべきで、他国への伝達が必要」と発言し、介入警戒感が後退していることもあり、午前9時40分ごろには156円40銭近辺まで上値を伸ばす場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0787ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=168円60銭前後と同60銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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