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【通貨】外為サマリー:日銀会合の主な意見を受け一時155円10銭台に軟化

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=155円62銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭程度のドル高・円安となっている。

 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円53前後と前日に比べて85銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ボストン連銀のコリンズ総裁によるタカ派的な発言や、米長期金利の上昇を手掛かりに一時155円68銭まで上伸した。

 この日の東京市場のドル円相場は、朝方に一時155円13銭まで下押す場面があった。日銀が公表した4月25~26日開催分の金融政策決定会合の主な意見で「金利のパスは、市場で織り込まれているよりも高いものになる可能性がある」との文言があったことで、日銀による早期の金融引き締めが意識されたもよう。また、神田真人財務官が「いつでも為替介入を実施する用意がある」と述べたことも影響したようだ。ただ、日米の金利差が開いた状態は当面変わらないとの見方は根強く、その後は切り返す動きとなっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0743ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0005ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=167円19銭前後と同40銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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