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【市況】株価指数先物【昼】 ショート優勢で75日線水準まで売られる


 日経225先物は11時30分時点、前日比580円安の3万8300円(-1.49%)前後で推移。寄り付きは3万8720円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8715円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。直後に付けた3万8760円を高値にショートの動きが強まり、中盤にかけて3万8390円まで売られた。その後は3万8390円~3万8520円辺りで下げ渋る動きもみられたが、終盤にかけて下へのバイアスが強まり、一時3万8280円まで下落幅を広げた。

 日経225先物は寄り付き後ほどなくして25日移動平均線(3万8700円)を明確に下放れる形となり、終盤にかけて75日線(3万8230円)に接近してきた。為替市場で円相場が1ドル=155円台と円安に振れて推移しており、為替介入への思惑などから神経質にさせているようである。75日線水準までの調整により、いったんは下げ渋る動きが意識されそうだが、為替動向のほか午後のトヨタ自動車 <7203> [東証P]の決算を受けた仕掛け的な売買には注意しておきたいところである。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.12倍に低下した。一時14.16倍に上昇する場面も見られたが、同水準で推移している200日線に上値を抑えられる形となった。ただし、トヨタの決算反応を見極めたいところでもあり、NTショートでのスプレッド狙いを難しくさせている。

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