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【材料】パラマウントが上昇 エリソン氏に協議はもう独占的なものではないと通告=米国株個別

(NY時間09:37)(日本時間22:37)
パラマウント<PARA> 13.58(+0.69 +5.35%)

 メディア大手のパラマウント・グローバル<PARA>が上昇。同社はスカイダンス・メディア社を率いるエリソン氏と身売り交渉を行っていたが、同社の取締役らによる特別委員会は、エリソン氏に対し、協議はもう独占的なものではないと通告したと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

 同社に関してはソニーグループ<6758>とアポロ・グローバル<APO>が共同で260億ドル規模の買収案を提示しており、アポロはここ数週間、何度か同社にアプローチしてきたが、ソニーをパートナーに迎えた最新の提案は、従来案よりも具体的な内容とも見られている。同社の取締役らは、選択肢を残しておくことで、より良い条件を手に入れたい意向だという。

 同委員会はここ数週間、困難な状況に立たされていた。マリオ・ガベリ氏らパラマウントの株主は、同社の支配株主であるレッドストーン一族が保有する議決権株式をプレミアム価格で買い取り、スカイダンスと合併させるエリソン氏の提案が実現すれば、他の投資家の持ち分が希薄化するとして、難色を示している。パラマウントの動きは危険を伴う。エリソン氏と同氏のパートナーらは次の一手を決めていないと事情に詳しい別の関係者は話しており、交渉から手を引く可能性もあるとも伝えていた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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