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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 カゴメ、山パン、三菱電 (26日大引け後 発表分)

カゴメ <日足> 「株探」多機能チャートより

 4月26日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 カゴメ <2811> [東証P]  ★今期最終を17%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆24年12月期第1四半期(1-3月)の連結最終利益は前年同期比5.8倍の117億円に急拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の180億円→210億円に16.7%上方修正。増益率が72.5%増→2.0倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  国内加工食品事業で値上げ後の販売落ち込みを想定より抑えることができたことが寄与。国際事業でフードサービス企業向けの販売が好調に推移しているほか、子会社化した米トマト加工会社の業績が上振れすることなども織り込んだ。

 山パン <2212> [東証P]  ★1-3月期(1Q)経常は80%増益で着地
 ◆24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比79.8%増の173億円に拡大して着地。食パンや菓子パンで主力商品に加え、低価格品などの販売が好調に推移したことが寄与。コンビニエンスストア「デイリーヤマザキ」などを展開する流通事業の赤字が縮小したことも大幅増益に貢献した。
  上期計画の255億円に対する進捗率は68.2%に達しており、業績上振れが期待される。

 ロードスター <3482> [東証P]  ★1-3月期(1Q)経常は2.8倍増益で着地
 ◆24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の24.7億円に急拡大して着地。不動産投資事業で販売用不動産2物件を売却し、94.8%の大幅増収を達成したことが寄与。

 ジオスター <5282> [東証S]  ★前期経常を一転20%増益に上方修正、配当も3円増額
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の14.5億円→18.5億円に27.7%上方修正。従来の6.0%減益予想から一転して20.0%増益見通しとなった。土木製品を中心とした利益率の改善や固定費の減少によって採算が想定より上向いたことが要因。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→11円(前の期は6円)に大幅増額修正した。

 タカトリ <6338> [東証S]  ★上期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆24年9月期上期(23年10月-24年3月)の連結経常利益を従来予想の15億円→17.7億円に18.2%上方修正。増益率が74.0%増→2.1倍に拡大し、従来の3期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。高品質なSiCインゴットの供給不足問題に起因する工場建設計画の遅延の影響で、SiC市場は現在小康状態にあるものの、通期販売計画の一部が顧客からの要望によって前倒しで売上計上されたことが上振れの要因となった。

 東自機 <6360> [東証S]  ★前期経常を一転36%増益に上方修正・23期ぶり最高益、配当も60円増額
 ◆24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の11億円→15.4億円に40.5%上方修正。従来の3.3%減益予想から一転して35.9%増益を見込み、一気に23期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。生産機械事業の海外特定顧客向け大型プロジェクトが堅調に推移する中、生産性向上や価格転嫁の進展などによって原価率が改善したことが要因。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の60円→120円(前の期は60円)に大幅増額修正した。

 三菱電機 <6503> [東証P]  ★今期最終は11%増で2期連続最高益更新へ
 ◆24年3月期の連結最終利益は前の期比33.2%増の2849億円に拡大して着地。続く25年3月期も前期比10.5%増の3150億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は防衛システムや社会システム、空調機器が拡大するほか、価格改善なども寄与し、2ケタ増益を確保する。

 正興電 <6653> [東証P]  ★上期経常を一転26%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆24年12月期上期(1-3月)の連結経常利益を従来予想の8.8億円→11.9億円に35.2%上方修正。従来の7.2%減益予想から一転して25.5%増益を見込み、6期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。電力部門とサービス部門が引き続き堅調に推移することに加え、遊休地の売却による売却益が発生したことも織り込んだ。

 プレミアG <7199> [東証P]  ★今期最終は17%増で9期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は12円増配へ
 ◆24年3月期の連結最終利益は前の期比15.4%増の46億円になり、続く25年3月期も前期比17.2%増の54億円に伸び、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は中古車市場の底堅い安定的な需要を背景に、前期比26.8%増収と2ケタ成長が続く。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を26円→28円(前の期は21円)に増額し、今期も前期比12円増の40円に増配する方針とした。

 タムロン <7740> [東証P]  ★上期経常を一転22%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比77.6%増の45.9億円に拡大して着地。主力のカメラ用交換レンズにおいて国内と中国で利益率の高い自社ブランドの好調な販売が継続したほか、車載用レンズも需要が旺盛なセンシング用途中心に大きく伸びた。円安の追い風に加え、原価低減の推進効果なども大幅増益につながった。
  併せて、上期(1-6月期)の同利益を従来予想の62億円→84億円に35.5%上方修正。従来の10.0%減益予想から一転して21.9%増益を見込み、3期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。

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