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【市況】ダウ先物は上昇 今週も決算が続くほか、明日のFOMCの結果発表、週末に米雇用統計=米国株

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:55)(日本時間21:55)
ダウ先物 38498(+57.00 +0.15%)
S&P500 5145.50(+14.00 +0.27%)
ナスダック100先物 17923.25(+77.50 +0.43%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも上昇しており、本日は続伸して始まりそうだ。先週からIT・ハイテク株の決算が始まっているが、概ね良好な内容が多く市場に安心感が広がっている。先週のS&P500は2.7%上昇し、11月以来最高の週となり、3週間続いたマイナスを解消。ナスダックも4.2%上昇し、11月以来最高の週間パフォーマンスを記録した。

 今週も決算発表が続くほか、明日のFOMCの結果発表、そして週末に米雇用統計を控えている。決算については、S&P500企業の45%以上が発表を終えており、8割が予想を上回る利益を計上。明日のFOMCについては、前回よりもタカ派なスタンスが示されると見られている。利下げにはもう少し確証を持てる証拠が必要との姿勢を強調すると見られている。

 米大手証券のストラテジストからは「経済成長に対する市場の見方が上昇したことが、株式市場の底堅さを説明している。しかし、ここ数週間は堅調な成長からタカ派的な金融政策への懸念にシフトしていた」との指摘も出ている。

 テスラ<TSLA>が時間外で大幅高。中国市場での完全自動運転(FSD)の展開でバイドゥ(百度)と提携すると報じられた。同社は中国政府から暫定的な承認も獲得。

 ドミノ・ピザ<DPZ>が時間外で上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、米既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。

 アップル<AAPL>が時間外で続伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を195ドルに据え置いた。

 サウスウエスト航空<LUV>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の28ドルから20ドルに引き下げた。

 本日の引け後の決算はパラマウント<PARA>が予定。

(NY時間09:05)(日本時間22:05)時間外
ドミノ・ピザ<DPZ> 522.00(+22.93 +4.59%)
サウスウエスト航空<LUV> 26.67(-0.36 -1.33%)

アップル<AAPL> 173.70(+4.40 +2.60%)
マイクロソフト<MSFT> 405.60(-0.72 -0.18%)
アマゾン<AMZN> 182.22(+2.60 +1.45%)
アルファベット<GOOG> 171.81(-1.88 -1.08%)
テスラ<TSLA> 191.71(+23.42 +13.92%)
メタ<META> 438.50(-4.79 -1.08%)
エヌビディア<NVDA> 876.00(-1.35 -0.15%)
AMD<AMD> 159.30(+1.90 +1.21%)
イーライリリー<LLY> 737.99(+4.48 +0.61%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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