【市況】米国株見通し:伸び悩みか、目先のインフレ指標を見極め
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
(13時30分現在)
S&P500先物 5,124.00(+17.50)
ナスダック100先物 17,728.25(+121.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は強含み、NYダウ先物は45ドル高。米金利の戻りは鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ
23日の主要3指数は続伸、序盤から上げ幅を拡大し、ダウは263ドル高の38503ドルと4日連続で上値を伸ばした。中東情勢への過度な懸念は後退し、全般的に買いが入りやすい地合いとなった。この日発表されたPMIは製造業、サービス業とも前回を下回り、引き締め的な金融政策への思惑は一服。半面、住宅関連は好調で消費や景気敏感への買戻しが優勢に。また長期金利の低下でハイテク買いも強まり、相場をけん引した。
本日は伸び悩みか。前週の売りで調整が進み、全般的に買戻しが入りやすい地合いが続く。中東情勢への過度な警戒も和らぎ、指数の支援材料に。今晩はボーイングなど主力企業の決算が注目され、相場への影響が予想される。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策が見込まれるなか、コアPCE価格指数を見極めようと積極的な買いは抑制されるだろう。テスラの収益悪化も嫌気され、金利高ならハイテク買いは縮小しそうだ。
《TY》
提供:フィスコ