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【市況】株価指数先物【昼】 75日線が上値抵抗として意識される


 日経225先物は11時30分時点、前日比120円高の3万7550円(+0.32%)前後で推移。寄り付きは3万7740円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万7725円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。ただし、現物の寄り付き時に付けた3万7850円を高値に戻り待ちのショートが優勢となり、終盤にかけて前日比変わらずの3万7430円まで軟化する場面も見られた。前引け間際にかけてはロングが入り、3万7550円辺りでの推移となった。

 日経225先物は米ハイテク株が買われた流れを引き継ぐ形から、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い先行で始まるなか、3万7850円まで買われた。ただし、ナイトセッションで付けた高値であり、同水準に位置する75日移動平均線を上放れることはできず、その後はショート優勢だった。もっとも、ボリンジャーバンドの-2σ(3万7320円)接近では押し目狙いのロングが意識されており、結局はナイトセッションでのレンジ推移だった。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.08倍に上昇した。一時14.11倍まで上げる場面も見られたが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い一巡後に下落に転じるなか、NTロングは入れにくいようだ。また、為替介入観測がくすぶるなかで、輸出関連株なども買い一巡後に弱い動きが目立っており、NTショートによるスプレッドも取りづらいだろう。

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