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【市況】NY株式:NYダウは253ドル高、主要企業決算への期待やハイテク反発を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は上昇。ダウ平均は253.58ドル高の38,239.98ドル、ナスダックは169.29ポイント高の15,451.30で取引を終了した。

中東情勢の悪化への警戒感が後退したため寄り付き後、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)の反発がけん引したほか、ハイテクで売られ過ぎ感から買戻しが優勢となり、相場全体を支援し、終日堅調に推移。主要企業決算への期待もさらなる買い材料となり、終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。セクター別では、半導体・同製造装置、銀行が上昇した一方で、電気通信サービスが下落。

携帯端末のアップル(AAPL)は6月の新作発表会のイベントがカタリストとなると、アナリストが依然強気判断を示したため上昇。地銀のザイオンズ・バンコーポレーション(ZION)は第1四半期の調整後の1株利益が予想を上回り、買われた。通信のベライゾン・コミユニケーションズ(VZ)は1-3月期決算で一部項目を除いた1株利益が予想を上回ったが、ワイヤレス加入者の流出継続が示されたほか、収入が予想を下回り下落。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)は自動車と自動運転支援ソフトウエアの値下げ発表で収益源が懸念され、下落した。同業のルーシッド・グループ(LCID)も売られた。

鉄鋼メーカーのクリーブランド・クリフス(CLF)は取引終了後に決算を発表。内容が予想を下回り、時間外取引で売られている。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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