【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 ダイハツデ、中部飼、アビックス (19日大引け後 発表分)
ダイハツデ <日足> 「株探」多機能チャートより
4月19日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ダイハツデ <6023> [東証S] ★前期経常を46%上方修正、配当も16円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の38億円→55.4億円に45.8%上方修正。増益率が3.8%増→51.4%増に拡大する見通しとなった。前期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。コンテナ船向けを中心とした大型機関およびデュアルフューエル機関の販売増加に加え、メンテナンス関連においても需要が想定以上に伸びたことが要因。為替の円安影響なども上振れにつながった。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の33円→49円(前の期は28円)に大幅増額修正した。
中部飼 <2053> [東証P] ★前期経常を29%上方修正、配当も6円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の34億円→44億円に29.4%上方修正。増益率が64.3%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。第4四半期に畜産飼料の原材料と配合飼料の価格差が想定以上に改善したことに加え、電力費・燃料費などの変動費の増加が計画を下回ったことなどが要因。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の34円→40円(前の期は34円)に増額修正した。
WDI <3068> [東証S] ★前期経常を33%上方修正
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の12億円→15.9億円に32.8%上方修正。増益率が31.6%増→74.8%増に拡大する見通しとなった。国内の業績が想定より好調に推移したことに加え、円安進行に伴い為替差益を計上したことも利益を押し上げた。
ケミプロ <4960> [東証S] ★前期経常を一転7%増益に上方修正
◆24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億円→1億3000万円に30.0%上方修正。従来の17.4%減益予想から一転して7.4%増益見通しとなった。主力とするプラスチック添加剤の販売が増加したうえ、受託製造製品の追加受注獲得によって生産休止費用が減少したことなどが要因。
今村証券 <7175> [東証S] ★非開示だった前期経常は65%増益、35円増配へ
◆非開示だった24年3月期の業績予想は経常利益(非連結)が前の期比65.0%増の15億円に拡大する見通しとなった。国内株式市場が堅調に推移する中、株券や受益証券の受入手数料が大幅に増加したことなどを反映した。
業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は70円(前の期は35円)実施する方針とした。
アビックス <7836> [東証S] ★前期経常を3.1倍上方修正
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の3500万円→1億0700万円に3.1倍上方修正。増益率が3.5倍→11倍に拡大する見通しとなった。旺盛な需要やデジタルマーケティングによる販促効果などを背景に、デジタルサイネージ関連事業における情報機器部門の売上高が想定以上に伸びたことが要因。
株探ニュース