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【市況】株価指数先物【昼】 ‐1σ水準から下落幅を縮める


 日経225先物は11時30分時点、前日比480円安の3万9070円(-1.21%)前後で推移。寄り付きは3万9020円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8865円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後には、3万8830円まで売られ、下落幅は700円を超える場面も見られた。ただし、売り一巡後は下げ幅を縮めており、中盤にかけて節目の3万9000円を回復すると、終盤には3万9200円まで下落幅を縮小した。

 日経225先物は、寄り付き直後に3万8830円まで売られたものの、その後は下げ幅を縮めており、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8870円)水準では自律反発を狙ったロングのほか、ショートカバーも入っているようだ。中東情勢が緊迫化するなか、バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相に対し、イランに対するいかなる対抗措置にも米国は参加しないと伝えたと報じられており、過度な警戒感が和らぐ形になったようだ。ただし、米国では主要企業の決算発表が本格化するなかで積極的な売買は手控えられやすく、短期的なロングの動きと考えられる。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.24倍に低下した。これにより、14.18倍辺りで推移する200日移動平均線のほか、2月7日に付けた14.13倍辺りが目先的なターゲットとして意識されてくる。

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