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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、住宅関連指標を注視

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      5,289.75(-3.50)
ナスダック100先物  18,572.25(-2.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は55ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


22日の主要3指数はまちまち。ナスダックは5日続伸、S&Pは5日ぶりに反落、ダウは305ドル安の39475ドルと5日ぶりにマイナスへ転じた。材料難のなか重要イベント通過で金融政策の不透明感が払拭された。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策が続くとの安心感は縮小。週末に向け利益確定や持ち高調整の売りに押される展開となった一方、長期金利の低下でハイテクが買い戻され相場をサポートした。


本日は下げ渋りか。FRB当局者からタカ派的な見解が聞かれれば、今後の引き締め的な金融政策への思惑から、金利高を手がかりとした売りが先行。ただ、今晩の新築住宅販売件数は堅調とみられ、足元の強い住宅関連指標を背景にソフトランディングを期待した買いが見込まれる。その際には、景気敏感や消費などの割安銘柄が注目される。一方、中国政府は対外開放を拡大する意向を示しており、好影響を想定した買いも入りやすい。

《TY》

 提供:フィスコ

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