日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
22日の東京株式市場はリスク選好の地合いが続き、主力株をはじめ広範囲に買いが広がり日経平均株価はフシ目の4万1000円台に乗せる可能性がある。足もとで世界的な株価上昇局面が続いている。前日の欧州株市場は主要国の株価指数がほぼ全面高商状となり、独DAXは連日で史上最高値を更新した。また、米国株市場でも20日に発表されたFOMCの結果を受けて引き続き強気優勢の地合いが継続、NYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数いずれも連日で最高値更新と強さを際立たせている。半導体メモリー大手のマイクロンテクノロジー<
MU>が14%高に買われ上場来高値を更新したほか、画像処理半導体大手のエヌビディア<
NVDA>も上値指向を続け、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大幅続伸した。前日はアジア株市場も軒並み高く、欧米株高によって世界同時株高が意識されるなか、東京市場でも引き続き強気優勢の相場展開が予想される。外国為替市場で1ドル=151円台後半まで円安が進んでいることも、輸出ハイテク株や自動車株、インバウンド関連などを中心に追い風材料として働きやすい。
21日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比269ドル24セント高の3万9781ドル37セントと4日続伸。ナスダック総合株価指数は同32.428ポイント高の1万6401.836だった。
日程面では、きょうは2月の全国消費者物価指数(CPI)、3カ月物国庫短期証券の入札など。海外では、独Ifo企業企業景況感指数、ロシア中銀の政策金利発表など。また、FRB主催のイベントでパウエルFRB議長の発言機会がある。
出所:
MINKABU PRESS