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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 鳥貴族HD、リッジアイ、丹青社 (8日大引け後 発表分)

鳥貴族HD <日足> 「株探」多機能チャートより

 3月8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 鳥貴族HD <3193> [東証P]  ★今期経常を最高益に63%上方修正、配当も2円増額
 ◆24年7月期上期(23年8月-24年1月)の連結経常利益は前年同期比4.6倍の16.7億円に急拡大し、従来予想の9.6億円を上回って着地。忘・新年会シーズンに鳥貴族の売上高が計画を大きく上回ったことが寄与。エネルギーコストの落ち着きに加え、徹底した採算管理で販管費が想定を下回ったことも上振れにつながった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の18.4億円→30.1億円に63.2%上方修正。増益率が29.0%増→2.1倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→12円(前期は10円)に増額修正した。

 ホクト <1379> [東証P]  ★今期経常を85%上方修正、期末配当は10円増配
 ◆24年3月期の連結経常損益を従来予想の21.1億円の黒字→39億円の黒字(前期は18.5億円の赤字)に84.8%上方修正した。売上高は計画未達となる一方、原材料費、電力費、燃料費などの製造原価が想定を下回ることに加え、円安による為替差益の発生や配当金の増加も利益を押し上げる。
  併せて、従来未定としていた期末配当は40円(前年同期は30円)実施する方針とした。普通配当35円に創立60周年記念配当5円を上積みする。

 ソフトウェア <3733> [東証S]  ★11-1月期(1Q)経常は92%増益で着地
 ◆24年10月期第1四半期(23年11月-24年1月)の連結経常利益は前年同期比92.2%増の25億円に拡大して着地。医療DXへの取り組みが進む中、電子カルテを中心に医療情報システムのソフトウェアやハードウェアの販売が大幅に増加したほか、保守サービスも好調だった。

 わかもと <4512> [東証S]  ★今期最終を一転黒字に上方修正
 ◆24年3月期の最終損益(非連結)を従来予想の2000万円の赤字→1億4000万円の黒字(前期は1億3800万円の黒字)に上方修正。従来の赤字予想から一転して黒字に浮上し、1.4%増益見通しとなった。保有する投資有価証券の売却に伴い、売却益1億9100万円を計上することが上振れの要因。

 Ridge-i <5572> [東証G]  ★上期経常を66%上方修正
 ◆24年7月期上期(23年8月-24年1月)の経常利益(非連結)を従来予想の2900万円→4800万円に65.5%上方修正。減益率が65.1%減→42.2%減に縮小する見通しとなった。AI活用コンサルティング・AI開発サービスにおける戦略系コンサルファームとの連携案件と人工衛星データAI解析サービスの両方で比較的大型の案件受注が続いたうえ、案件の進捗も順調だったことを反映した。

 日本スキー <6040> [東証G]  ★今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆24年7月期上期(23年8月-24年1月)の連結経常利益は前年同期比61.1%増の7億円に拡大し、従来予想の5.8億円を上回って着地。ウィンターシーズンの来場者数と顧客単価がともに想定より好調に推移したことが要因。増加を見込んでいたエネルギーコストが費用の適切な管理によって抑えられたことも上振れにつながった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の13.5億円→15億円に11.1%上方修正。増益率が25.3%増→39.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 木村工機 <6231> [東証S]  ★今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も25円増額
 ◆24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の24.1億円→26.4億円に9.5%上方修正。増益率が53.8%増→68.5%増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。国内設備投資の増加による需要を付加価値の高い独自製品で取り込み、売上高、利益ともに上振れする。
  併せて、期末一括配当を従来計画の65円→90円(前期は40円)に大幅増額修正した。自然派空調新製品の売れ行きが好調なため、特別配当25円を実施する。

 サンネクスタ <8945> [東証S]  ★今期最終を一転4倍増益に上方修正
 ◆24年6月期の連結最終利益を従来予想の4.8億円→19.3億円に4.0倍上方修正。従来の1.2%減益予想から一転して4.0倍増益見通しとなった。第一生命ホールディングス <8750> が実施するベネフィット・ワン <2412> 株へのTOBに応募。TOBが成立した場合、投資有価証券売却益21.3億円が発生する見込み。

 ワットマン <9927> [東証S]  ★今期配当を5円増額修正
 ◆24年3月期の期末一括配当を従来計画の15円→20円(前期は1→4の株式分割前で60円)に大幅増額修正した。既存事業の営業利益が順調に推移していることを踏まえ、株主への利益配分を増やす。期末配当利回りは2.79%に上昇。権利付き最終日を27日に控え、配当狙いの買いなどが期待される。

 丹青社 <9743> [東証P]  ★前期経常を23%上方修正
 ◆24年1月期の連結経常利益を従来予想の31.6億円→39億円に23.4%上方修正。増益率が4.0倍→4.9倍に拡大する見通しとなった。需要回復によって売上高が堅調に推移したことに加え、商業その他施設事業を中心に利益率の高い案件を計上したことが要因。

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