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【市況】ムニューチン氏、もしトラなら財務長官復帰に意欲も

 トランプ前大統領の下で財務長官を務めたムニューチン氏は、トランプ氏が2期目を獲得した場合、再び財務長官を務めることを検討すると述べた。ムニューチン氏は米CNBCのインタビューで「私は最近トランプ氏に会い、経済やいくつかの戦略問題について多くの意見を伝えた。この先、電話があれば、もちろん検討しなければならない」と述べた。

 この発言は、スーパーチューズデーでトランプ氏が勝利し、共和党の最後のライバルであったヘイリー氏が選挙戦を撤退。事実上共和党の候補者となった後に出ている。

 ムニューシン氏は、自身の会社リバティ・ストラテジック・キャピタルが主導するニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)<NYCB>への10億ドル以上の出資を検討している。ムニューシン氏はトランプ政権で財務長官を務めた後に、同投資会社を設立した。

 在任中は、富裕層や企業に対する減税、中国や米国の同盟国を含む他国に対する一連の大幅な関税引き上げ、パンデミックを受けた支援策のための巨額の資金提供法案など、トランプ氏を象徴する立法措置が目白押しだった。

 トランプ氏はホワイトハウスに返り咲いた場合、中国からの輸入品に60%の関税、すべての輸入品に10%の関税を課す方針を打ち出し、期目の可能性に向けた布石を打っている。

 トランプ氏は多くの元側近やアドバイザー、特に副大統領のペンス氏とは仲違いしているが、前財務長官とは良好な関係を築いている。

出所:MINKABU PRESS

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