【市況】ダウ平均は続落の一方、ナスダックはプラス圏 次のアクション待ちの雰囲気=米国株序盤
NY株式27日(NY時間12:07)(日本時間02:07)
ダウ平均 38900.99(-168.24 -0.43%)
ナスダック 16021.55(+45.30 +0.28%)
CME日経平均先物 39305(大証終比:+35 +0.09%)
きょうの米株式市場でダウ平均は続落の一方、IT・ハイテク株には買い戻しも見られ、ナスダックはプラス圏で推移している。高値警戒感から利益確定売りが出ているものの、下押す動きまでは見られていない。
決算もひとまず無事に通過し、FRBの早期利下げ期待の後退もある程度織り込んだ。それでも株式市場は米経済のソフトランディングへの期待が下値をサポートしている状況の中で、次のアクション待ちの雰囲気が強まっている。IT・ハイテク株中心に高値警戒感もあるものの、上値追いへの期待は依然として温存されている。
投資家はひとまず今週発表されるPCEデフレータの数字を待っている状況。「PCEはどちらの方向にも大きな触媒となる可能性を秘めている。目先の最大の注目材料だ」との指摘が出ている。
今月発表の1月分の米経済指標は強い内容が多く、PCEデフレータもインフレの粘着性を示すのではとの警戒感もあるようだが、半面、FRBの次の行動は利下げとの期待を崩すほど強い内容にはならないとの見方も根強い。
百貨店のメーシーズ<M>が上昇。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、冴えない決算となった。時間外で株価は軟調に推移していたが、通常取引に入って買いが強まっている。米国内の約3分の1の150店舗を閉鎖すると発表し、成長分野に経営資源を集中する意向を示したことが好感されている模様
ズーム・ビデオ<ZM>が上昇。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、売上高、1株利益とも予想を上回った、法人会員からの売上高が4.9%伸びた。ガイダンスも公表し、第1四半期、通期とも予想を上回る1株利益の見通しを示している。同社はまた、15億ドルの新たな自社株買いを発表した。
石油・ガス開発のヘス<HES>が下落。同社はシェブロン<CVX>による買収で合意しているが、南米ガイアナ沖の大規模石油プロジェクトの権益取得を巡り、エクソンモービル<XOM>と中国海洋石油(CNOOC)が先買権を主張していると投資家に警告。これにより、買収計画が頓挫する可能性が発生。
ホームセンター大手のロウズ・カンパニーズ<LOW>が上昇。決算を発表し、予想を上回る内容ではあったものの、通期のガイダンスは予想を下回る見通しを示していた。ただ、時間外で株価は軟調に推移していたものの、通常取引に入って上昇に転じている。
グラフィック用ソフトウエア開発のユニティ・ソフトウェア<U>が決算を受け下落。売上高は予想を上回ったものの、EBITDAが予想を下回ったほか、1株損益の赤字も予想以上だった。
広告システムのパブマティック<PUBM>が決算を受け大幅高。ガイダンスも公表し、第1四半期の売上高は予想を上回る見通しを示した。
リース及び販売のアーロンズ・カンパニー<AAN>が決算を受け大幅安。1株損益が想定外の赤字だったほか、売上高も予想を下回った。EBITDAも予想を下回っている。ガイダンスも公表し、予想を下回る1株損益の見通しを示したほか、売上高も予想を下回る見通しを示した。
メーシーズ<M> 20.14(+0.84 +4.35%)
ズーム・ビデオ<ZM> 67.50(+4.38 +6.94%)
ヘス<HES> 145.42(-4.55 -3.03%)
ユニティ<U> 30.10(-2.95 -8.91%)
パブマティック<PUBM> 21.53(+4.96 +29.93%)
アーロンズ<AAN> 8.89(-1.57 -15.01%)
ロウズ<LOW> 236.73(+5.41 +2.34%)
アップル<AAPL> 181.00(-0.16 -0.09%)
マイクロソフト<MSFT> 406.04(-1.50 -0.37%)
アマゾン<AMZN> 174.28(-0.45 -0.26%)
アルファベットC<GOOG> 139.22(+0.47 +0.34%)
テスラ<TSLA> 201.85(+2.45 +1.23%)
メタ<META> 483.13(+1.39 +0.29%)
AMD<AMD> 178.02(+2.01 +1.14%)
エヌビディア<NVDA> 792.97(+2.05 +0.26%)
イーライリリー<LLY> 765.29(-6.64 -0.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 38900.99(-168.24 -0.43%)
ナスダック 16021.55(+45.30 +0.28%)
CME日経平均先物 39305(大証終比:+35 +0.09%)
きょうの米株式市場でダウ平均は続落の一方、IT・ハイテク株には買い戻しも見られ、ナスダックはプラス圏で推移している。高値警戒感から利益確定売りが出ているものの、下押す動きまでは見られていない。
決算もひとまず無事に通過し、FRBの早期利下げ期待の後退もある程度織り込んだ。それでも株式市場は米経済のソフトランディングへの期待が下値をサポートしている状況の中で、次のアクション待ちの雰囲気が強まっている。IT・ハイテク株中心に高値警戒感もあるものの、上値追いへの期待は依然として温存されている。
投資家はひとまず今週発表されるPCEデフレータの数字を待っている状況。「PCEはどちらの方向にも大きな触媒となる可能性を秘めている。目先の最大の注目材料だ」との指摘が出ている。
今月発表の1月分の米経済指標は強い内容が多く、PCEデフレータもインフレの粘着性を示すのではとの警戒感もあるようだが、半面、FRBの次の行動は利下げとの期待を崩すほど強い内容にはならないとの見方も根強い。
百貨店のメーシーズ<M>が上昇。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、冴えない決算となった。時間外で株価は軟調に推移していたが、通常取引に入って買いが強まっている。米国内の約3分の1の150店舗を閉鎖すると発表し、成長分野に経営資源を集中する意向を示したことが好感されている模様
ズーム・ビデオ<ZM>が上昇。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、売上高、1株利益とも予想を上回った、法人会員からの売上高が4.9%伸びた。ガイダンスも公表し、第1四半期、通期とも予想を上回る1株利益の見通しを示している。同社はまた、15億ドルの新たな自社株買いを発表した。
石油・ガス開発のヘス<HES>が下落。同社はシェブロン<CVX>による買収で合意しているが、南米ガイアナ沖の大規模石油プロジェクトの権益取得を巡り、エクソンモービル<XOM>と中国海洋石油(CNOOC)が先買権を主張していると投資家に警告。これにより、買収計画が頓挫する可能性が発生。
ホームセンター大手のロウズ・カンパニーズ<LOW>が上昇。決算を発表し、予想を上回る内容ではあったものの、通期のガイダンスは予想を下回る見通しを示していた。ただ、時間外で株価は軟調に推移していたものの、通常取引に入って上昇に転じている。
グラフィック用ソフトウエア開発のユニティ・ソフトウェア<U>が決算を受け下落。売上高は予想を上回ったものの、EBITDAが予想を下回ったほか、1株損益の赤字も予想以上だった。
広告システムのパブマティック<PUBM>が決算を受け大幅高。ガイダンスも公表し、第1四半期の売上高は予想を上回る見通しを示した。
リース及び販売のアーロンズ・カンパニー<AAN>が決算を受け大幅安。1株損益が想定外の赤字だったほか、売上高も予想を下回った。EBITDAも予想を下回っている。ガイダンスも公表し、予想を下回る1株損益の見通しを示したほか、売上高も予想を下回る見通しを示した。
メーシーズ<M> 20.14(+0.84 +4.35%)
ズーム・ビデオ<ZM> 67.50(+4.38 +6.94%)
ヘス<HES> 145.42(-4.55 -3.03%)
ユニティ<U> 30.10(-2.95 -8.91%)
パブマティック<PUBM> 21.53(+4.96 +29.93%)
アーロンズ<AAN> 8.89(-1.57 -15.01%)
ロウズ<LOW> 236.73(+5.41 +2.34%)
アップル<AAPL> 181.00(-0.16 -0.09%)
マイクロソフト<MSFT> 406.04(-1.50 -0.37%)
アマゾン<AMZN> 174.28(-0.45 -0.26%)
アルファベットC<GOOG> 139.22(+0.47 +0.34%)
テスラ<TSLA> 201.85(+2.45 +1.23%)
メタ<META> 483.13(+1.39 +0.29%)
AMD<AMD> 178.02(+2.01 +1.14%)
エヌビディア<NVDA> 792.97(+2.05 +0.26%)
イーライリリー<LLY> 765.29(-6.64 -0.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美