日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
26日の東京株式市場はリスクオンの流れが継続し、日経平均株価は3万9000円台で上値を伸ばす展開が想定される。3連休明けとなるきょうの東京市場だが、先物主導で引き続き上値指向が強い地合いとなりそうだ。米国株市場では前週22日木曜日にNYダウが456ドル高、ナスダック総合株価指数が460ポイント高といずれも大幅高となった。また、週末23日はナスダック指数こそ利益確定売りに押されマイナス圏で引けたが、NYダウは小幅ながら続伸するなど買い意欲が勝り、連日で最高値を更新している。FRBによる早期利下げへの期待感はひと頃より後退しているものの、一方で個人消費などをはじめ米経済の強さが株高の根拠となっている。東京市場では前週22日に日経平均が約34年ぶりとなる史上最高値を更新したが、きょうも米株高を受けてリスク選好の流れが続きそうだ。ただ、ここまで急ピッチの上昇で目先達成感もあり、3万9000円台半ばでは利益確定の動きに上値を押さえられる可能性がある。日米の株式市場に大きな影響を与えた米半導体大手エヌビディア<
NVDA>は最高値圏をまい進しているものの、前週末は大きく買われた後に値を消す展開となり、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反落した。きょうの東京市場でも半導体関連株の買い一巡後の値動きが注目される。
23日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比62ドル42セント高の3万9131ドル53セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同44.798ポイント安の1万5996.823だった。
日程面では、きょうは1月の企業向けサービス価格指数、1月の外食売上高など。海外では1月の米新築住宅販売件数など。なお、タイ市場は休場。
出所:
MINKABU PRESS