【市況】ダウ先物は小幅高 エヌビディアのムードが一息=米国株
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:48)(日本時間22:48)
ダウ先物 39173(+50.00 +0.13%)
S&P500 5104.75(+7.00 +0.14%)
ナスダック100先物 18065.75(+18.25 +0.10%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、IT・ハイテク株は小幅高で推移している。本日の市場は、前日のエヌビディア<NVDA>の好決算を受けてのムードから一息ついているようだ。米国のみならず欧州、日本の株価指数まで史上最高値を更新した後、投資家は先行きを見極めようとしているのかもしれない。
前日はIT・ハイテク株のみならず、他のセクターも上昇していたが、米経済指標が依然好調を維持している一方、FRBの早期利下げ期待は後退する中で、IT・ハイテク株の上昇が、他のセクターにも本格的に波及するかどうかを投資家は確認したがっているとの声も聞かれる。株価指数は時価総額が巨大に膨れ上がったIT・ハイテク株の値動きを主に反映している。
一部からは、「IT・ハイテク株の上昇スピードは投資家に、ポートフォリオのリバランスを実施すべきかを迷わせている。ポートフォリオのバランスを見直すことにメリットはあるが、大型のIT・ハイテク株への戦略的エクスポージャーを維持することが得策と考える」といったコメントも出ていた。
エヌビディアの決算を受けて、市場はAIへの期待をこれまで以上に高めているが、冷静な見方も出ている。クックFRB理事が前日に講演を行っていたが、「AIが生産性に影響を与えるには時間がかかる。汎用技術の発明からイノベーションを経て生産性が向上するまでの道のりは長く、そして不均一であることを歴史は証明している。生成AIの採用が急速に進んでいるが、技術の恩恵をフルに享受するには、補完的な投資だけでなく、企業構造、経営慣行、労働者訓練の変更が必要だ」と述べていた。
決済サービスのブロック<SQ>が時間外で大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、経常収益は予想範囲内だったものの、EBITDAは予想を上回った。キャッシュアプリが37%伸び予想も上回った。ガイダンスも公表し、EBITDA、営業利益とも上方修正している。
オンライン旅行のブッキング<BKNG>が時間外で下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、イスラエルでの紛争がホリデーシーズン中の宿泊予約の減少につながり、好調だった第4四半期決算に水を差した。
小型宇宙船や月面アクセスサービスを手掛けるインテュイティブ・マシーンズ<LUNR>が大幅高。無人着陸船「オデュッセウス」が月面着陸に成功した。
(NY時間08:58)(日本時間22:58)時間外
ブッキング<BKNG> 3645.00(-256.99 -6.59%)
ブロック<SQ> 79.76(+11.80 +17.36%)
インテュイティブ・マシーンズ<LUNR> 10.76(+2.48 +29.95%)
アップル<AAPL> 184.43(+0.06 +0.03%)
マイクロソフト<MSFT> 414.60(+2.95 +0.72%)
アマゾン<AMZN> 173.88(-0.70 -0.40%)
アルファベット<GOOG> 145.08(-0.24 -0.17%)
テスラ<TSLA> 195.67(-1.74 -0.88%)
メタ<META> 489.40(+3.27 +0.67%)
AMD<AMD> 181.96(+0.10 +0.05%)
エヌビディア<NVDA> 802.00(+16.62 +2.12%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ先物 39173(+50.00 +0.13%)
S&P500 5104.75(+7.00 +0.14%)
ナスダック100先物 18065.75(+18.25 +0.10%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、IT・ハイテク株は小幅高で推移している。本日の市場は、前日のエヌビディア<NVDA>の好決算を受けてのムードから一息ついているようだ。米国のみならず欧州、日本の株価指数まで史上最高値を更新した後、投資家は先行きを見極めようとしているのかもしれない。
前日はIT・ハイテク株のみならず、他のセクターも上昇していたが、米経済指標が依然好調を維持している一方、FRBの早期利下げ期待は後退する中で、IT・ハイテク株の上昇が、他のセクターにも本格的に波及するかどうかを投資家は確認したがっているとの声も聞かれる。株価指数は時価総額が巨大に膨れ上がったIT・ハイテク株の値動きを主に反映している。
一部からは、「IT・ハイテク株の上昇スピードは投資家に、ポートフォリオのリバランスを実施すべきかを迷わせている。ポートフォリオのバランスを見直すことにメリットはあるが、大型のIT・ハイテク株への戦略的エクスポージャーを維持することが得策と考える」といったコメントも出ていた。
エヌビディアの決算を受けて、市場はAIへの期待をこれまで以上に高めているが、冷静な見方も出ている。クックFRB理事が前日に講演を行っていたが、「AIが生産性に影響を与えるには時間がかかる。汎用技術の発明からイノベーションを経て生産性が向上するまでの道のりは長く、そして不均一であることを歴史は証明している。生成AIの採用が急速に進んでいるが、技術の恩恵をフルに享受するには、補完的な投資だけでなく、企業構造、経営慣行、労働者訓練の変更が必要だ」と述べていた。
決済サービスのブロック<SQ>が時間外で大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、経常収益は予想範囲内だったものの、EBITDAは予想を上回った。キャッシュアプリが37%伸び予想も上回った。ガイダンスも公表し、EBITDA、営業利益とも上方修正している。
オンライン旅行のブッキング<BKNG>が時間外で下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、イスラエルでの紛争がホリデーシーズン中の宿泊予約の減少につながり、好調だった第4四半期決算に水を差した。
小型宇宙船や月面アクセスサービスを手掛けるインテュイティブ・マシーンズ<LUNR>が大幅高。無人着陸船「オデュッセウス」が月面着陸に成功した。
(NY時間08:58)(日本時間22:58)時間外
ブッキング<BKNG> 3645.00(-256.99 -6.59%)
ブロック<SQ> 79.76(+11.80 +17.36%)
インテュイティブ・マシーンズ<LUNR> 10.76(+2.48 +29.95%)
アップル<AAPL> 184.43(+0.06 +0.03%)
マイクロソフト<MSFT> 414.60(+2.95 +0.72%)
アマゾン<AMZN> 173.88(-0.70 -0.40%)
アルファベット<GOOG> 145.08(-0.24 -0.17%)
テスラ<TSLA> 195.67(-1.74 -0.88%)
メタ<META> 489.40(+3.27 +0.67%)
AMD<AMD> 181.96(+0.10 +0.05%)
エヌビディア<NVDA> 802.00(+16.62 +2.12%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美