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【市況】22日の株式相場見通し=3万8000円台後半で強調展開

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 22日の東京株式市場は売り買い交錯のなか日経平均株価は3万8000円台で強調展開が想定される。前日の欧州株市場は主要国の株価指数が高安まちまちの展開だったが、独DAXと仏CAC40はいずれも小幅ながら上昇し揃って過去最高値を更新した。一方、米国株市場ではエヌビディア<NVDA>の決算発表を目前にハイテク株などを中心にポジション調整の売りが優勢となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下値を探る展開を強いられた。開示された1月開催分のFOMC議事要旨を受けて、FRBが早期利下げに対し慎重な姿勢を示しているとの認識が広がったことも市場センチメントを冷やした。ただ、両指数いずれも取引終盤に下げ渋る動きをみせており、NYダウは引け際上昇に転じたほか、ナスダック指数はマイナス圏で引けたものの下落率は0.3%とわずかにとどまった。東京市場では3万8000円台半ばから後半で強気優勢の地合いが想定されるが、米国現地時間で取引終了後に発表されたエヌビディア決算後の時間外取引の動向に左右される展開となりそうだ。

 21日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比48ドル44セント高の3万8612ドル24セントと3日ぶりに反発。ナスダック総合株価指数は同49.913ポイント安の1万5580.870だった。

 日程面では、きょうは1月の全国スーパー売上高、1月の全国百貨店売上高など。海外ではECB理事会議事要旨(1月開催分)、2月のユーロ圏PMI、2月の英PMI、2月の米PMI、トルコ中銀の政策金利発表、1月の米中古住宅販売件数など。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2024年02月22日 08時40分

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