【材料】大塚HDが大幅続落、行動障害治療薬に関する減損損失計上で23年12月期業績は計画下振れ
大塚HD <日足> 「株探」多機能チャートより
医療関連事業において、持続性抗精神病薬「エビリファイ メンテナ」、抗精神病薬「レキサルティ」、V2-受容体拮抗剤「ジンアーク」、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」のグローバル4製品及びニュートラシューティカルズ関連事業が牽引役となり、売上高は1兆9850億円から2兆180億円(同16.1%増)へ上振れた。ただ、傘下の大塚製薬の米子会社が開発中のアルツハイマー型認知症に伴う行動障害治療薬「AVP-786」の第3相臨床試験について、主要評価項目で統計学的な有意差が認められなかったと発表し、第4四半期に減損損失を計上したことから利益は下振れたとしている。
出所:MINKABU PRESS