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【市況】NY連銀調査 米消費者の中期的なインフレ期待は低下

 NY連銀がこの日発表した1月の消費者調査によると、米消費者の1年先と5年先のインフレ期待はそれぞれ3.0%、2.5%となり、前回から横ばいとなった。3年先のインフレ期待は2.35%で、12月の2.6%から鈍化し、2020年3月以来の低水準となった。

 消費者のインフレ期待は主要な分野で幅広く後退。ガソリンの1年先の予想上昇率は22年12月以来の低水準となったほか、食品の1年先の予想上昇率はパンデミックが始まった20年3月以来の低水準、家賃の予想上昇率は20年12月以来の低水準となった。労働市場の状況に対する見方はまちまちで、所得の1年先予想上昇率は2.8%と12月の2.5%を上回った。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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