【市況】ダウ平均は続伸 3月利下げへの期待薄れるも底堅い動き=米国株序盤
NY株式7日(NY時間11:35)(日本時間01:35)
ダウ平均 38672.43(+151.07 +0.39%)
ナスダック 15709.89(+100.89 +0.65%)
CME日経平均先物 36215(大証終比:+85 +0.23%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。ナスダックも上昇している。3月利下げ開始への期待は薄れ、株式市場も修正を迫られたが、いまのところ下押しする気配まではなく、底堅い値動きが続いている。
ストラテジストは、今年の利下げ幅を1.00%ポイントで変えていない。力強い成長にもかかわらず、インフレが予想を上回るスピードで低下する「ゴルディロックス」シナリオも可能性もあり、その場合は1.50%ポイント程度の利下げが可能になるという。
3月利下げ開始への期待は薄れたが、緩和サイクルの開始が大幅に遅れることはないと述べている。米経済の循環的な回復力は、市場全体よりも小型株を支援するとも付け加えた。
ムーディーズがニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)<NYCB>の格付けをジャンク級(投機的格付け)に引き下げた。ただ、NYCBの問題はシステミック危機を引き起こしたり、金融業界の他の部分に伝染したりする可能性は低いとの見方も出ている。商業用不動産の価値低迷が米地銀に打撃を与えるとの懸念が先週から強まっているが、市場全体は依然として平穏のままで、米金融セクターについては中立を維持するという。
NYCBはムーディーズの発表で、時間外で再び売りが強まっていたが、預金増加と流動性十分と発表したことで上げに転じている。また、ディネロ氏を取締役会長に任命し、カンゲミCEOおよび他の経営陣と協力し、銀行業務のあらゆる面を改善するとも発表。ディネロ氏はこれまで非常勤会長を務め、22年後半にNYCBが買収したフラッグスター・バンコープの経営に携わっていた。
決算は続々と続いている。フォード<F>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益が予想を大きく上回ったほか、自動車の売上高も電気自動車(EV)は冴えなかったものの内燃機関が好調だった。
一方、スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第3四半期)を発表し、第1四半期の見通しに失望感が広がっている。同社に関しては、デジタル広告市場の落ち込みが依然として圧迫しているようだ。
ウーバー<UBER>が上昇。取引開始前に決算を発表し、ブッキングが予想を上回り、ガイダンスも好調な見通しを示した。ただ、同社株は最高値を更新していることもあり、ひとまず材料出尽くし感からの売りが出ていたが、一巡すると買い戻しも出て上げに転じている。
メキシコフードのファストフード店を展開するチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。全体の取引額と客単価の両方が上昇し、消費者心理衰退への懸念を覆した。
引け後の決算は、ディズニー<DIS>、ペイパル<PYPL>、ウィン・リゾーツ<WYNN>、そしてアーム<ARM>が予定されている。
NYCB<NYCB> 3.66(-0.54 -12.86%)
フォード<F> 12.49(+0.42 +3.49%)
ウーバー<UBER> 71.58(+1.11 +1.58%)
スナップ<SNAP> 11.34(-6.11 -35.01%)
チポトレ<CMG> 2671.77(+184.03 +7.40%)
アップル<AAPL> 189.00(-0.30 -0.16%)
マイクロソフト<MSFT> 411.35(+5.86 +1.45%)
アマゾン<AMZN> 169.91(+0.76 +0.45%)
アルファベットC<GOOG> 145.88(+0.47 +0.32%)
テスラ<TSLA> 187.09(+1.99 +1.08%)
メタ<META> 467.79(+13.07 +2.87%)
AMD<AMD> 169.66(+1.78 +1.06%)
エヌビディア<NVDA> 689.20(+6.97 +1.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 38672.43(+151.07 +0.39%)
ナスダック 15709.89(+100.89 +0.65%)
CME日経平均先物 36215(大証終比:+85 +0.23%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。ナスダックも上昇している。3月利下げ開始への期待は薄れ、株式市場も修正を迫られたが、いまのところ下押しする気配まではなく、底堅い値動きが続いている。
ストラテジストは、今年の利下げ幅を1.00%ポイントで変えていない。力強い成長にもかかわらず、インフレが予想を上回るスピードで低下する「ゴルディロックス」シナリオも可能性もあり、その場合は1.50%ポイント程度の利下げが可能になるという。
3月利下げ開始への期待は薄れたが、緩和サイクルの開始が大幅に遅れることはないと述べている。米経済の循環的な回復力は、市場全体よりも小型株を支援するとも付け加えた。
ムーディーズがニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)<NYCB>の格付けをジャンク級(投機的格付け)に引き下げた。ただ、NYCBの問題はシステミック危機を引き起こしたり、金融業界の他の部分に伝染したりする可能性は低いとの見方も出ている。商業用不動産の価値低迷が米地銀に打撃を与えるとの懸念が先週から強まっているが、市場全体は依然として平穏のままで、米金融セクターについては中立を維持するという。
NYCBはムーディーズの発表で、時間外で再び売りが強まっていたが、預金増加と流動性十分と発表したことで上げに転じている。また、ディネロ氏を取締役会長に任命し、カンゲミCEOおよび他の経営陣と協力し、銀行業務のあらゆる面を改善するとも発表。ディネロ氏はこれまで非常勤会長を務め、22年後半にNYCBが買収したフラッグスター・バンコープの経営に携わっていた。
決算は続々と続いている。フォード<F>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益が予想を大きく上回ったほか、自動車の売上高も電気自動車(EV)は冴えなかったものの内燃機関が好調だった。
一方、スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第3四半期)を発表し、第1四半期の見通しに失望感が広がっている。同社に関しては、デジタル広告市場の落ち込みが依然として圧迫しているようだ。
ウーバー<UBER>が上昇。取引開始前に決算を発表し、ブッキングが予想を上回り、ガイダンスも好調な見通しを示した。ただ、同社株は最高値を更新していることもあり、ひとまず材料出尽くし感からの売りが出ていたが、一巡すると買い戻しも出て上げに転じている。
メキシコフードのファストフード店を展開するチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。全体の取引額と客単価の両方が上昇し、消費者心理衰退への懸念を覆した。
引け後の決算は、ディズニー<DIS>、ペイパル<PYPL>、ウィン・リゾーツ<WYNN>、そしてアーム<ARM>が予定されている。
NYCB<NYCB> 3.66(-0.54 -12.86%)
フォード<F> 12.49(+0.42 +3.49%)
ウーバー<UBER> 71.58(+1.11 +1.58%)
スナップ<SNAP> 11.34(-6.11 -35.01%)
チポトレ<CMG> 2671.77(+184.03 +7.40%)
アップル<AAPL> 189.00(-0.30 -0.16%)
マイクロソフト<MSFT> 411.35(+5.86 +1.45%)
アマゾン<AMZN> 169.91(+0.76 +0.45%)
アルファベットC<GOOG> 145.88(+0.47 +0.32%)
テスラ<TSLA> 187.09(+1.99 +1.08%)
メタ<META> 467.79(+13.07 +2.87%)
AMD<AMD> 169.66(+1.78 +1.06%)
エヌビディア<NVDA> 689.20(+6.97 +1.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美