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【材料】チポトレが決算受け時間外で上昇 消費者心理の衰退の懸念を覆す=米国株個別

(NY時間17:32)(日本時間07:32)時間外
チポトレ<CMG> 2545.00(+57.26 +2.30%)

 ブリトーなどメキシコフードのファストフードを展開するチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。全体の取引額と客単価の両方が上昇し、消費者心理の衰退の懸念を覆して予想を上回った。

 また、通期見通しも公表し、既存店売上高は1桁台半ば付近の伸びと、成長はやや鈍化を見込んだ。

 第4四半期の結果は、同社が10月に投資家に提示したガイダンスとほぼ一致。同社は、顧客の値上げに対する反発は見られないとし、アナリストも堅調な業績を予想していた。人気のカルネ・アサダの期間限定キャンペーンも支援すると期待されていた。

 マクドナルド<MCD>やスターバックス<SBUX>のようなライバルの成長鈍化はすでに始まっており、パンデミック後の拡大が多くの大手外食チェーンで先細りし始めていることを示唆している。しかし、今回の決算からは、同社はまだ好調を堅持していることが示された。

(10-12月・第4四半期)
・既存店売上高:8.4%(予想:7.1%)
・1株利益(調整後):10.36ドル(予想:9.71ドル)
・売上高:25.2億ドル(予想:24.9億ドル)
・営業利益率:14.4%(予想:13.8%)
・新規店舗出店数:121件(予想:118件)
・店舗平均売上高:302万ドル(予想:300万ドル)

(通期見通し)
・既存店売上高:1桁台半ば付近の伸び
・店舗新規出店数:285~315件(予想:265件)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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