【材料】マイクロソフト、好決算も時間外で株価下落 クラウド部門の伸びに物足りなさも=米国株個別
(NY時間16:44)(日本時間06:44)時間外
マイクロソフト<MSFT> 404.52(-5.20 -1.27%)
マイクロソフト<MSFT>が引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。人工知能(AI)の新製品への関心がクラウド・コンピューティングへの新たな支出を促した。アジュールの売上高は30%増加。前四半期の29%増や予想の28%増を上回る伸びとなった。
ただ、時間外で同社株は軟調な動きを見せている。クラウド部門のより大きな成長を期待していた可能性があるとの指摘が出ている。
ナデラCEOはオープンAIと提携することで、同社をAI大国に変えると宣言している。第2四半期はAIを組み込んだ企業向けオフィス・ソフトウェアのリリースにより、こうした取り組みに弾みがついた。企業顧客がオープンAIのテクノロジーを使って独自のAIアプリケーションを構築できるようにするクラウド・サービスも、アジュールの需要を後押しした。
アナリストからは「クラウド・データセンターはAIの最もホットな分野であり、AIの面で本格的な上昇が見られる唯一の場所だ。しかし、世俗的なトレンドを相殺するには十分ではない」といったコメントも聞かれた。
フッドCFOはアジュールの成長率はAIサービスの需要によって6%押し上げられたと述べた。AI製品への関心は、顧客がストレージやコンピューティング・パワーといった基本的なサービスにマイクロソフトをより多く使うことにもつながると述べている。
一方、もう一つ注目のXboxのコンテンツとサービスの売上高は61%急増。Xbox事業を強化するために10月に買収が完了したアクティビジョン・ブリザード社を含む初の四半期業績となった。同社は買収した事業を統合し、ゲーム部門の売上高の伸びを急拡大させようとしている。
(10-12月・第2四半期)
・1株利益:2.93ドル(予想:2.78ドル)
・売上高:620.2億ドル(予想:611.4億ドル)
インテリジェント・クラウド:258.8億ドル(予想:252.9億ドル)
プロダクティビティー&ビジネスプロセス:192.5億ドル(予想:190.3億ドル)
モア・パーソナル:168.9億ドル(予想:168.0億ドル)
・クラウド売上高:337億ドル(予想:322.1億ドル)
・営業利益:270.3ドル
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
マイクロソフト<MSFT> 404.52(-5.20 -1.27%)
マイクロソフト<MSFT>が引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。人工知能(AI)の新製品への関心がクラウド・コンピューティングへの新たな支出を促した。アジュールの売上高は30%増加。前四半期の29%増や予想の28%増を上回る伸びとなった。
ただ、時間外で同社株は軟調な動きを見せている。クラウド部門のより大きな成長を期待していた可能性があるとの指摘が出ている。
ナデラCEOはオープンAIと提携することで、同社をAI大国に変えると宣言している。第2四半期はAIを組み込んだ企業向けオフィス・ソフトウェアのリリースにより、こうした取り組みに弾みがついた。企業顧客がオープンAIのテクノロジーを使って独自のAIアプリケーションを構築できるようにするクラウド・サービスも、アジュールの需要を後押しした。
アナリストからは「クラウド・データセンターはAIの最もホットな分野であり、AIの面で本格的な上昇が見られる唯一の場所だ。しかし、世俗的なトレンドを相殺するには十分ではない」といったコメントも聞かれた。
フッドCFOはアジュールの成長率はAIサービスの需要によって6%押し上げられたと述べた。AI製品への関心は、顧客がストレージやコンピューティング・パワーといった基本的なサービスにマイクロソフトをより多く使うことにもつながると述べている。
一方、もう一つ注目のXboxのコンテンツとサービスの売上高は61%急増。Xbox事業を強化するために10月に買収が完了したアクティビジョン・ブリザード社を含む初の四半期業績となった。同社は買収した事業を統合し、ゲーム部門の売上高の伸びを急拡大させようとしている。
(10-12月・第2四半期)
・1株利益:2.93ドル(予想:2.78ドル)
・売上高:620.2億ドル(予想:611.4億ドル)
インテリジェント・クラウド:258.8億ドル(予想:252.9億ドル)
プロダクティビティー&ビジネスプロセス:192.5億ドル(予想:190.3億ドル)
モア・パーソナル:168.9億ドル(予想:168.0億ドル)
・クラウド売上高:337億ドル(予想:322.1億ドル)
・営業利益:270.3ドル
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美