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【材料】アナリスト、米大手銀に関して強気に転換 資本規制案の緩和期待=米国株個別

(NY時間13:08)(日本時間03:08)
JPモルガン<JPM> 175.71(+2.98 +1.72%)
シティグループ<C> 56.73(+2.62 +4.84%)
バンカメ<BAC> 34.86(+1.25 +3.72%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 51.14(+0.79 +1.56%)
ゴールドマン<GS> 385.60(+5.04 +1.32%)
モルガン・スタンレー<MS> 87.50(+0.73 +0.84%)

 きょうはバンカメ<BAC>やシティグループ<C>といった米大手銀が買われている。アナリストが米大手銀に対する見方に強気に転じた。資本強化に向けた規制改革が現行案よりも緩和され、自社株買いの増額に道を開くとの期待が背景にある。ゴールドマン<GS>とシティーグループ、バンカメの投資判断を「買い」に引き上げたほか、大手銀全体を「魅力的」に上方修正している。

 バーFRB副議長(銀行監督担当)が昨年7月に公表し、「バーゼル3最終化」として知られる銀行の自己資本規制案は、大手銀に20%近い自己資本の積み増しを求めている。しかし、銀行のほか、FRB内部からも大きな反対に直面しており、バー副議長は譲歩に前向きな姿勢だとも伝わっていた。

 アナリストは「バーゼル最終化は緩和されそうだ」と指摘。「これは自社株買いの著しい増額に道を開く。大手銀は過去最高水準の余剰資本を保有している」と述べた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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