【材料】日東電工が大幅反発、300万株を上限とする自社株買いと直近四半期の営業増益転換を好感
日東電 <日足> 「株探」多機能チャートより
同時に、第3四半期累計(23年4~12月)連結決算を発表。売上高6939億円(前年同期比6.1%減)、営業利益1123億2900万円(同18.4%減)、純利益816億円(同14.8%減)と減収減益となったものの、10~12月期では営業利益は同5.3%増となっており、直近四半期の増益転換も好材料視されている。
ハイエンドノートパソコン、タブレット端末用光学フィルム及びデータセンター向け製品は市況の悪化により需要が減少したものの、ハイエンドスマートフォン向け光学フィルムや透明粘着シート、工程保護フィルムの需要が増加した。また、新たな市場としてバーチャルリアリティ(VR)向け光学フィルムの需要が増加したほか、自動車材料も半導体不足の影響が緩和し需要が回復した。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高9200億円(前期比1.0%減)、営業利益1400億円(同4.9%減)、純利益1000億円(同8.4%減)の従来見通しを据え置いている。
出所:MINKABU PRESS