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【特集】「半導体」が首位、TSMC24年2割増収見通し受け米SOXは急伸<注目テーマ>

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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体」が首位となっている。

 18日の米国市場ではエヌビディア<NVDA>が過去最高値を更新したほか、アプライド・マテリアルズ<AMAT>やアーム・ホールディングス<ARM>など半導体関連株が軒並み高となり、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇率は3%を超えた。きっかけとなったのは、18日発表の台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>の決算内容だ。23年10~12月期決算は減益となったものの市場予想を上回った。更に決算会見では、24年12月期の増収率について2割台前半となる見通しが示されたほか、AI関連の需要獲得についても強い自信をみせた。

 スマートフォンなど最終製品の需要鈍化への警戒感から、半導体市場に関しては先行きに慎重な見方が少なくなかったが、半導体生産受託最大手が示した予測はポジティブ・サプライズとして受け止められたようだ。TSMCの会見では熊本工場での量産について、予定通り24年10~12月期中に開始する方針も示され、こちらも投資家に安心感をもたらしている。

 米国市場と同様に、19日の東京市場でも半導体関連株に買い注文が集まっている。レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>が上昇指向を強め、ルネサスエレクトロニクス<6723>やローム<6963>も上伸。SUMCO<3436>やAIメカテック<6227>、東京応化工業<4186>が大きく水準を切り上げ、KOKUSAI ELECTRIC<6525>や日本マイクロニクス<6871>も堅調に推移している。

出所:MINKABU PRESS

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