【市況】NY株式:NYダウは201ドル高、ハイテク株買いが支える
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
米国株式市場は反発。ダウ平均は201.94ドル高の37,468.61ドル、ナスダックは200.03ポイント高の15,055.65で取引を終了した。
新規失業保険申請件数が労働市場の底堅さを示したため長期金利が上昇、ダウは売りが先行し下落して始まった。下げが一巡するとプラスに転じ、午後にかけては堅調に推移。半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)が発表した好調な業績見通しを受けた半導体やハイテク株の買い戻しの動きが相場を支えた。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器や半導体・同製造装置などが上昇、自動車・自動車部品や公益事業の下げが目立った。
医療会社のヒューマナ(HUM)はコスト増を背景に23年度通期の業績見通しを引き下げ下落。クレジットカード会社のディスカバー(DFS)は前日引け後に発表した決算が失望され売られた。台湾積体電路製造(TSMC)(TSM)は市場予想を上回る決算と好調な業績見通しを発表し上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが連れ高となった。携帯端末のアップル(AAPL)が上昇。バンク・オブ・アメリカのアナリストが生成AI(人工知能)機能を搭載したiPhoneの発売で販売台数が伸びると予想し、投資判断を引き上げた。
百貨店のメーシーズ(M)は取引終了後に全従業員の約3.5%にあたる約2350人の人員削減と5つの店舗を閉鎖すると発表した。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ