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【市況】公益、主要11セクターで唯一の下落 先行き期待感を高めている証拠とも

NY株式22日(NY時間13:22)(日本時間03:22)
S&P500 4765.28(+18.53 +0.39%)

 今週も米株式市場は好調な値動きを見せ、S&P500は週足で8週連続の陽線で終わりそうだ。S&P500の8週連続のプラスは2017年以来の長さ。S&P500の主要11セクターもほぼすべて上昇して終りそうだが、公益セクターだけは陰線引けとなりそうだ。先週から0.65%下落し、主要11セクターの中で唯一の下落となっている。

 ピナクル・ウェスト<PNW>がセクターの下げをリードし約3%下落。次にパフォーマンスが悪かったのはドミニオン<D>とコンステレーション・エナジー<CEG>で、それぞれ2%超の下落を記録している。ただ、ディフェンシブの代表格でもある公益セクターが軟調なことはある意味、市場が先行き期待感を高めている証拠でもある。

 今週最もパフォーマンスの良かったのは通信サービスで4%以上の上昇。このセクターには、アルファベット<GOOG>、メタ<META>、ネットフリックス<NFLX>など大手ITが含まれ、その上昇に助けられた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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