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【市況】ダウ先物は小幅安 ナスダック100は上昇 アルファベッド、AMDに改めて買い=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:42)(日本時間22:42)
ダウ先物 36102(-10.00 -0.03%)
S&P500 4565.75(+9.75 +0.21%)
ナスダック100先物 15886.50(+71.25 +0.45%)

 米株価指数先物市場でダウ先物は小幅安で推移しているものの、S&P500、ナスダック100は堅調に推移している。今週に入って米株式市場はやや上値が重くなっているが、11月からの急上昇がやや行き過ぎとの指摘が出ているほか、市場が織り込んでいる来年の利下げ期待も行き過ぎとの見方も多い。今週は弱い雇用指標の発表が相次ぎ、米国債利回りも低下していたが、米株式市場の反応は限定的で、明日の米雇用統計の結果を待っている。先ほど米新規失業保険申請件数が発表になっていたが、前週から増加していたものの予想通りだったこともあり、反応は限定的となっている。

 「今週は一連の雇用指標が投資家の注目の的となっている。きのう発表されたADP統計は雇用者数の増加が予想を下回った。火曜日に発表された米求人件数は2021年3月以来の低水準に落ち込んだ。問題は、明日発表の米雇用統計が同様の冷え込みを示すかどうかだ」といった声も聞かれる。

 ナスダック100の上げについては、アルファベット<GOOG>とAMD<AMD>の上昇がサポートしている模様。AMDは前日に新AI向けチップ「MI300」シリーズを発表し、アルファベット傘下のグーグルは最新AIモデル「ジェミナイ」のリリースのニュースが伝わっていた。前日は両銘柄とも反応薄だったが、アナリストからの高評価も出る中で、改めて注目している模様。

 人工知能(AI)のC3・ai<AI>が時間外で決算を受け大幅安。ガイダンスを嫌気しており、通期の売上高見通しは予想範囲内だったものの、第3四半期の売上高は予想を下回る見通しを示した。通期の営業損益の赤字も予想以上の拡大を見込んでいた。

 ゲーム販売のゲームストップ<GME>が時間外で決算を受け下落。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字は予想ほど膨らまなかったものの、売上高は予想を下回った。全部門に渡って減収となっていた。

(NY時間08:52)(日本時間22:52)時間外
アルファベット<GOOG> 136.00(+4.57 +3.48%)
AMD<AMD> 120.07(+3.25 +2.78%)

ゲームストップ<GME> 13.63(-1.21 -8.15%)
C3・ai<AI> 25.85(-3.31 -11.35%)

アップル<AAPL> 192.91(+0.59 +0.31%)
マイクロソフト<MSFT> 367.60(-1.20 -0.33%)
アマゾン<AMZN> 146.02(+1.50 +1.04%)
テスラ<TSLA> 241.95(+2.58 +1.08%)
メタ・プラットフォームズ<META> 318.16(+0.71 +0.22%)
エヌビディア<NVDA> 457.40(+2.37 +0.52%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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