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【材料】センチネルワンが決算受け大幅高 成長性と収益性が力強いとの指摘=米国株個別

(NY時間11:19)(日本時間01:19)
センチネルワン<S> 24.16(+4.16 +20.80%)

 プラットフォーム開発のセンチネルワン<S>が大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、1株損益は赤字が続いているものの、予想ほどではなかった。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを上方修正したほか、第4四半期の売上高も予想を上回る見通しを示している。

 アナリストは成長性と収益性が力強いと指摘し、業績見通しの上方修正を受けて、自身の見通しも上方修正した。同アナリストは健全な成長と収益性の改善が同アナリストの投資テーゼの基本としている。

 1年以内にフリーキャッシュフロー(FCF)の黒字が見込まれるとし、「クラウド・データ・AIに事業を多角化させながら現金消失を無くすことは、投資家が同社を見る新たなレンズとなるはずだ」とも述べた。

(8-10月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-0.03ドル(予想:-0.08ドル)
・売上高:1.64億ドル(予想:1.56億ドル)
・粗利益率(調整後):79%(予想:76%)
・年ベース経常収益(ARR):6.64億ドル(予想:6.71億ドル)

(11-1月・第4四半期見通し)
・売上高:1.69億ドル(予想:1.66億ドル)
・粗利益率(調整後):77.5%(予想:76.0%)
・営業利益率(調整後):-14%(予想:-19%)

(通期見通し)
・売上高:6.16億ドル(従来:6.05億ドル)(予想:6.05億ドル)
・粗利益率(調整後):77%(従来:76%)(予想:76%)
・営業利益率(調整後):-20%(従来:-25%)(予想:-24.8%)

【企業概要】
 AIを搭載した統合型セキュリティ(XDR)プラットフォームを開発・提供する。独自開発のプラットフォームSingularityは、自律的にサイバー攻撃を検知し、大規模・高精度で実行する。また、エンドポイント上での動作により、クラウド未接続時も顧客データを保護する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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