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【市況】10月の米求人件数は予想以上の落ち込み ISM指数はサービス業が健全さを示す

*JOLTS求人件数(10月)00:00
結果 873.3万人
予想 942.0万人 前回 935.0万人(955.3万人から修正)

*ISM非製造業景気指数(11月)00:00
結果 52.7
予想 52.4 前回 51.8
事業活動 55.1(54.1)
新規受注 55.5(55.5)
雇用   50.7(50.2)
入荷水準 49.6(47.5)
仕入価格 58.3(58.6)
輸出   53.6(48.8)
輸入   53.7(60.0)
()は前回

 日本時間0時に10月の米求人件数と11月のISM非製造業景気指数が発表された。米求人件数は873万人と下方修正された前回からも大きく減少している。2021年3月以来の低水準に落ち込み、労働市場が冷え込んでいることを示す証拠となっている。離職率は4カ月連続で2.3%となり2021年1月以来の低水準を維持。労働者が現行以上の待遇が期待できない中で、転職をためらっていることが示唆されている。

 一方、11月のISM非製造業景気指数は前回から上昇し、ほぼ予想通りの内容となった。判断基準の50の水準も維持し、新規受注や雇用指数は前回とほぼ変わらず。外食、娯楽、旅行などの分野での持続的な家計の支出が引き続きサービス業の活動を緩やかに下支えしていることが示された。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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