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【材料】マクセオンが決算受け大幅安 サンパワーとの紛争による出荷停止が影響=米国株個別

(NY時間11:26)
マクセオン<MAXN> 5.35(-0.75 -12.30%)

 太陽電池のマクセオン・ソーラー・テクノロジーズ<MAXN>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益、EBITDAは予想を大きく下回った。第4四半期についても予想を下回る売上高見通しを示している。

 同社は「住宅需要の短期的な軟化、最近のサンパワー<SPWR>との紛争の和解、第4四半期まで続くと予想される厳しい市場環境を反映し、年間ガイダンスを修正する」と述べた。同社は紛争により7月からサンパワーへの出荷を停止した。

 マリガンCEOは声明で「第3四半期はサンパワーへの出荷を停止したことに加え、欧州における業界全体の需給バランスの崩れによって大きな影響を受けた」とコメントしていた。

 同社はまた、サンパワーとの新たな合意を発表。2024年2月までサンパワーにモジュールを供給する一方、サンパワーは2024年3月末まで、米国におけるMシリーズ製品の独占販売権を維持する。同社はサンパワーのディーラーに対する非違反義務を免除され、第三者割当増資でサンパワーの普通株を購入するワラントを受け取る。

(7-9月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-2.21ドル(予想:-0.93ドル)
・売上高:2.28億ドル(予想:2.27億ドル)
・EBITDA(調整後):-1990万ドル(予想:-1140億ドル)
・出荷量:628メガワット

(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:2.20~2.60億ドル(予想:2.74億ドル)
・EBITDA(調整後):-2700~-3700万ドル
・出荷量:610~650メガワット

【企業概要】
 太陽電池を製造し、パネルに組み立て、世界で販売する。技術プラットフォームは分散型発電と発電所の両方の市場に対応し、美しいデザインの高効率なソーラーパネルや、高価値で費用対効果の高いソリューションを提供するソーラーパネルを、住宅や小規模な商業施設の他、大規模商業施設や発電所向けに提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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