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【通貨】外為サマリー:財務官発言を受け一時151円10銭台に伸び悩む

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 1日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=151円36銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円10銭弱のドル高・円安となっている。

 10月31日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円68銭前後と前日に比べて2円60銭弱のドル高・円安で取引を終えた。日銀会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の柔軟化が決まったものの、予想されていたほど大幅な修正ではなかったとの見方から円売りが加速し、一時151円72銭まで上伸した。

 ただ、昨年10月以来のドル高・円安水準となっていることから日本の通貨当局による円買い介入が一段と警戒されており、この日の東京市場のドル円相場は上げ一服商状となっている。神田真人財務官が円安進行に関して「一方的で急激な動きを大きく懸念している。過度な変動にあらゆる手段を排除せずに適切な行動を取っていきたい」と発言するとともに、為替介入の可能性について「スタンバイです」と市場を牽制したこともあり、午前8時00分過ぎには151円16銭まで伸び悩む場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0573ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=160円07銭前後と同50銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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