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【市況】10月の米消費者信頼感、予想上回るも5カ月ぶりの低水準

 コンファレンスボードがこの日発表した10月の米消費者信頼感指数は102.6と上方修正された前回分からは低下したものの予想は上回った。5カ月ぶりの低水準。ビジネス環境に対する見方の悪化やインフレへの懸念が影響した。

 現況指数も143.1とほぼ1年ぶりの低水準に低下したほか、6カ月後の見通しを反映する期待指数も5カ月ぶり水準に低下した。一方、1年後のインフレ期待指数は上昇している。

 コンファレンスは声明で「消費者は全般的に物価高に引き続き悩まされており、特に食料品やガソリン価格の上昇が圧迫している。消費者は政治情勢や金利上昇についても懸念を示した」と前回と同様の指摘をしていた。

 労働市場については、雇用は「十分にある」との回答の割合が4カ月連続で低下したが、「職を得るのが困難」との回答との差は、小幅ながら6月以降で初めて上昇した。

*コンファレンスボード消費者信頼感指数(10月)23:00
結果 102.6
予想 100.0 前回 104.3(103.0から修正)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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