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【材料】アメリカン航空が決算 通期1株利益の見通し下方修正 株価は上昇=米国株個別

(NY時間10:28)
アメリカン航空<AAL> 11.76(+0.40 +3.53%)

 アメリカン航空<AAL>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ただ、通期のガイダンスでは1株利益の見通しを下方修正した。

 航空業界全体が人件費とジェット燃料価格の急上昇に見舞われている。6月以降26%上昇。大半の航空券はかなり前に販売されるため、航空会社が運賃を値上げして燃料費の上昇分を取り戻すまでには通常2-3カ月のタイムラグがある。

 イゾムCEOは「燃料費の高騰が四半期の減益につながるなど、途中で波乱もあったが、われわれはコントロールできるものをコントロールする能力が引き続き優れている」と従業員に語った。

 ただ、株価は上昇。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.38ドル(予想:0.25ドル)
・売上高:134.8億ドル(予想:135.0億ドル)
  旅客収入:124.2億ドル(予想:124.5億ドル)
・有効座席マイル:733億(予想:730億)
・有償旅客マイル:616億(予想:623億)

(10-12月・第4四半期)
・1株利益:損益分岐点付近
・営業利益率(調整後):2~4%
・有効座席マイル当たり売上高:-5.5~-7.5%
・輸送能力:4.5~6.5%増

(通期見通し)
・1株利益:2.25~2.50ドル(従来:3.00~3.75ドル)(予想:2.34ドル)
・営業利益率(調整後):約7.0%(従来:約8~10%)
・輸送能力:+6.5%(従来:+5~+8%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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