【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 ローソン、良品計画、高島屋 (13日大引け後 発表分)
ローソン <日足> 「株探」多機能チャートより
10月13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ローソン <2651> [東証P] ★今期最終を一転58%増益に上方修正・10期ぶり最高益、配当も35円増額
◆24年2月期上期(3-8月)の連結最終利益は前年同期比58.3%増の324億円に拡大し、従来予想の175億円を大幅に上回って着地。人流回復や経費抑制などによってローソン単体の利益が計画を上回ったほか、中国ロックダウンの影響から回復した海外事業、チケット販売が好調だったエンタテインメント関連事業も大幅増益に貢献した。
併せて、通期の同利益を従来予想の290億円→470億円に62.1%上方修正。従来の2.4%減益予想から一転して58.2%増益を見込み、一気に10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の200円→235円(前期は150円)に増額修正した。
JESCO <1434> [東証S] ★今期経常は2.2倍増で2期ぶり最高益更新へ
◆23年8月期の連結経常利益は前の期比30.4%減の5億円に落ち込んだものの、続く24年8月期は前期比2.2倍の10.9億円に急拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は再生可能エネルギー関連設備と無線通信インフラ関連設備を展開する国内EPC事業が2ケタ成長するほか、注力分野である不動産事業の売上高も急増し、26.1%の大幅増収を見込む。
明豊ファシリ <1717> [東証S] ★上期最終を37%上方修正、通期も増額、配当も2円増額
◆24年3月期上期(4-9月)の最終利益(非連結)を従来予想の2.8億円→3.9億円に37.3%上方修正。過去最高だった前期の受注による案件を含め、第2四半期以降のプロジェクト進行の出来高が高い水準で推移したことが要因。
併せて、通期の最終利益も従来予想の6.7億円→7.1億円に6.7%上方修正。増益率が2.9%増→9.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の32円→34円(前期は31.5円)に増額修正した。配当利回りは4.8%に上昇。
SLD <3223> [東証S] ★今期経常を94%上方修正
◆24年2月期上期(3-8月)の経常損益(非連結)は8900万円の黒字(前年同期は1億0300万円の赤字)に浮上して着地。新型コロナウイルスの収束やインバウンド需要の回復が追い風となったほか、メニュー改定やコラボカフェの実施なども奏功し、25.4%の大幅増収を達成した。
併せて、通期の同損益を従来予想の5400万円の黒字→1億0500万円の黒字(前期は1億8800万円の赤字)に94.4%上方修正した。
サムティ <3244> [東証P] ★今期経常を一転14%増益に上方修正・3期ぶり最高益更新へ
◆23年11月期の連結経常利益を従来予想の110億円→165億円に50.0%上方修正。従来の23.8%減益予想から一転して14.3%増益を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国内外投資家の旺盛な投資意欲に支えられ、賃貸マンションとホテルの売却が想定以上に進んだことが要因。円安進行に伴い為替差益が発生することも利益を押し上げる。
グッピーズ <5127> [東証G] ★今期経常は35%増で7期連続最高益更新へ
◆23年8月期の経常利益(非連結)は前の期比34.3%増の6億5000万円に伸びて着地。続く24年8月期も前期比35.2%増の8億7900万円に拡大し、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は求人サイト「GUPPY」を展開する主力の人材サービス事業の成長が続くほか、ヘルスケア事業は健康アプリの単価上昇などによって赤字縮小を目指す。
良品計画 <7453> [東証P] ★今期経常は27%増で7期ぶり最高益更新へ
◆23年8月期の連結経常利益は前の期比2.8%減の361億円になったが、従来予想の297億円を上回って着地。続く24年8月期は前期比27.2%増の460億円に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は国内外の出店拡大を軸に2ケタ増収を見込む。出店は国内75店舗、海外96店舗を計画する。
高島屋 <8233> [東証P] ★今期経常を20%上方修正・16期ぶり最高益、配当も6円増額
◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の375億円→450億円に20.0%上方修正。増益率が8.6%増→30.4%増に拡大し、16期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国内顧客やインバウンドの伸長で国内百貨店売上高が好調に推移する中、コスト構造改革の進展や光熱費の低下などによって採算が改善することが利益を押し上げる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の28円→34円(前期は26円)に増額修正した。
ポエック <9264> [東証S] ★今期経常は43%増で2期連続最高益、10円増配へ
◆23年8月期の連結経常利益は前の期比43.0%増の4.1億円に伸びて着地。続く24年8月期も前期比43.2%増の6億円に拡大を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期から持ち越しの大型受注案件などが寄与し、動力・重機等事業の売上高が大幅に増加する計画。
併せて、今期の年間配当は前期比10円増の43円に増配する方針とした。配当利回りは4.36%に上昇。
株探ニュース