【市況】10月11日のNY為替概況
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円80銭から149円33銭まで上昇して、引けた。
米9月生産者物価指数(PPI)が予想を上回る伸びとなったほか、連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事がインフレ抑制で追加利上げが必要となる可能性に言及しタカ派姿勢を維持したためドルの買戻しが優勢となった。さらに、米10年債入札が低調だったほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した9月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で両サイドのリスクを指摘したものの、あと1回の利上げが適切となる可能性が強いと判断していたことが明らかになり、金利が一段と上昇、ドル買いも強まった。
ユーロ・ドルは、1.0583ドルから1.0635ドルのレンジで上下し、引けた。
ユーロ・円は、157円74銭から158円47銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2271ドルから1.2337ドルまで上昇した。
ドル・スイスは、0.9002フランへ下落後、0.9047フランまで上昇。
【経済指標】
・米・9月生産者物価指数:前月比+0.5%(予想:+0.3%、8月:+0.7%)
・米・9月生産者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、8月:+0.2%)
・米・9月生産者物価指数:前年比+2.2%(予想:+1.6%、8月:+2.0%←+1.6%)
・米・9月生産者物価コア指数:前年比+2.7%(予想:+2.3%、8月:+2.5%←+2.2%)
《KY》
提供:フィスコ