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【通貨】今日の為替市場コメント:良好な米雇用統計を意識してドルは下げ渋る可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

6日のドル・円は、東京市場では148円36銭から148円99銭まで反発。欧米市場では148円84銭から149円53銭まで上昇し、149円30銭で取引終了。本日9日のドル・円は主に149円台で推移か。良好な米雇用統計を意識してドルは下げ渋る可能性がある。

先週6日に発表された9月米雇用統計は良好だったことから、日米金利差の拡大が引き続き予想されているようだ。10月31日-11月1日に開催される次回連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、米連邦準備制度理事会(FRB)のメンバーからインフレ抑止に前向きな見解が相次いでいることも意識されそうだ。日本銀行による緩和政策修正の思惑は後退し、将来的なマイナス金利解除の可能性は消えていないものの、米ドルを含めた主要通貨に対する円売りが続いている。

ただ、今週発表の9月消費者物価指数(CPI)はコア指数を含め前回を下回る可能性がある。さらに、ミシガン大学消費者信頼感指数・期待インフレ率が市場予想を下回る内容なら金利高・ドル高はある程度抑制されそうだ。

《MK》

 提供:フィスコ

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