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【市況】米利上げ終了期待が債券ファンドを押し上げる

 きょうの米国債利回りは上げが一服しているものの、10年債は5%を目指してさらに上昇するとの期待は根強い。その一方で、FRBは高金利は長期化するものの、これまでの利上げキャンペーン自体はすでに終了か、もしくは近いと見られている。

 そのような中で、FRBの利上げキャンペーンが終了するのではないかとの期待から、債券ファンドへの資金流入が活発化しているとの指摘が出ている。もし、7月FOMCでの利上げが最後なら、債券市場はすでに底を打った(利回りはピーク)と投資家は考えているという。

 金利が20年超ぶりの高水準にある中で、利回りの上げが今後収束し、債券の価格が上昇すると期待すれば、いまは債券保有のチャンスと捉えている。利上げが本当に終わったと投資家が確信するようになれば、債券市場はさらに注目されるだろうと指摘した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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