【市況】ダウ平均は一時500超下落 強い雇用指標で米国債利回りが本日も高値更新=米国株後半
NY株式3日(NY時間15:48)
ダウ平均 32980.83(-452.52 -1.35%)
ナスダック 13041.88(-265.89 -2.00%)
CME日経平均先物 30715(大証終比:-485 -1.58%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続落。下げ幅は一時500ドルを超える場面が見られた。きょうも米国債利回りが上昇し、10年債利回りは4.78%台まで一時上昇。15年ぶりの高水準を更新している。本日発表になった8月の米求人件数が961万件と予想外に強い内容となったことで、利回りはさらに上昇し、IT・ハイテク株中心に米株式市場を圧迫した。
春以降、労働市場の軟化傾向が顕著となっており、今回もその傾向が継続するとみられていた分、今回は驚きの結果となった模様。専門職・ビジネスサービスの求人数が急増している。
FRBは成長を犠牲にしてでもインフレ抑制のために高金利を長期間維持するとの懸念が米株式市場を圧迫しているが、きょうの米求人件数はその見方を正当化する内容となった。
一方、エコノミストからは、FRBは1つの雇用指標に基づいて政策を決定することはなく、今回の指標で追加利上げにリスクを傾けることはないとの見方も出ている。ただ、短期金融市場では11月FOMCでの利上げ確率を35%程度まで上昇させている。前日は27%程度だった。
*JOLTS求人件数(8月)23:00
結果 961.0万人
予想 883.1万人 前回 892.0万人(882.7万人から修正)
調味料のマコーミック<MKC>が決算を受け下落。消費部門の売上高が予想を下回った。
HP<HPQ>が上昇。米大手銀のアナリストが投資判断を「売り」から「買い」に2段階引き上げた。
医療費回収とデータ分析サービスのMSPリカバリー<LIFW>が大幅高。最高法務責任者であるケサダ氏が自社株を購入した。
メガネメーカのウォービー・パーカー<WRBY>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価は20ドルに据え置き。前日終値よりも54%高い水準。
医薬品のポイント・バイオファーマ<PNT>が急伸。イーライリリー<LLY>が同社を買収することで合意した。
ALXオンコロジー<ALXO>が急伸。進行性胃がん治療薬「evorpacept」の中間試験データを公表。アナリストは今回の結果を印象的なものとし、「抗CD47療法領域における一連のネガティブなニュースに対する稀な勝利だ」と述べた。
ソフトバンクGが筆頭株主のウィーワーク<WE>が大幅安。同社は社債5本の利払いを見送った。
WKケロッグ<KLG>が大幅安。アナリストが「売り」でカバレッジを開始し、目標株価は11ドルに設定した。
民泊のエアビー&ビー<ABNB>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。
マコーミック<MKC> 68.47(-6.25 -8.36%)
HP<HPQ> 26.21(+0.54 +2.08%)
MSPリカバリー<LIFW> 0.26(+0.06 +29.24%)
ウォービー・パーカー<WRBY> 13.78(+0.51 +3.81%)
ポイント・バイオ<PNT> 12.37(+5.69 +85.04%)
イーライリリー<LLY> 525.00(-13.29 -2.47%)
ALX<ALXO> 7.75(+2.94 +61.19%)
ウィーワーク<WE> 2.47(-0.48 -16.27%)
WKケロッグ<KLG> 11.61(-1.74 -13.03%)
エアビー&ビー<ABNB> 127.14(-9.42 -6.90%)
アップル<AAPL> 172.11(-1.64 -0.94%)
マイクロソフト<MSFT> 312.53(-9.27 -2.88%)
アマゾン<AMZN> 124.72(-4.75 -3.67%)
アルファベットC<GOOG> 133.09(-2.08 -1.54%)
テスラ<TSLA> 246.63(-4.97 -1.98%)
メタ・プラットフォームズ<META> 299.96(-6.86 -2.24%)
AMD<AMD> 99.66(-3.61 -3.50%)
エヌビディア<NVDA> 435.28(-12.54 -2.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 32980.83(-452.52 -1.35%)
ナスダック 13041.88(-265.89 -2.00%)
CME日経平均先物 30715(大証終比:-485 -1.58%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続落。下げ幅は一時500ドルを超える場面が見られた。きょうも米国債利回りが上昇し、10年債利回りは4.78%台まで一時上昇。15年ぶりの高水準を更新している。本日発表になった8月の米求人件数が961万件と予想外に強い内容となったことで、利回りはさらに上昇し、IT・ハイテク株中心に米株式市場を圧迫した。
春以降、労働市場の軟化傾向が顕著となっており、今回もその傾向が継続するとみられていた分、今回は驚きの結果となった模様。専門職・ビジネスサービスの求人数が急増している。
FRBは成長を犠牲にしてでもインフレ抑制のために高金利を長期間維持するとの懸念が米株式市場を圧迫しているが、きょうの米求人件数はその見方を正当化する内容となった。
一方、エコノミストからは、FRBは1つの雇用指標に基づいて政策を決定することはなく、今回の指標で追加利上げにリスクを傾けることはないとの見方も出ている。ただ、短期金融市場では11月FOMCでの利上げ確率を35%程度まで上昇させている。前日は27%程度だった。
*JOLTS求人件数(8月)23:00
結果 961.0万人
予想 883.1万人 前回 892.0万人(882.7万人から修正)
調味料のマコーミック<MKC>が決算を受け下落。消費部門の売上高が予想を下回った。
HP<HPQ>が上昇。米大手銀のアナリストが投資判断を「売り」から「買い」に2段階引き上げた。
医療費回収とデータ分析サービスのMSPリカバリー<LIFW>が大幅高。最高法務責任者であるケサダ氏が自社株を購入した。
メガネメーカのウォービー・パーカー<WRBY>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価は20ドルに据え置き。前日終値よりも54%高い水準。
医薬品のポイント・バイオファーマ<PNT>が急伸。イーライリリー<LLY>が同社を買収することで合意した。
ALXオンコロジー<ALXO>が急伸。進行性胃がん治療薬「evorpacept」の中間試験データを公表。アナリストは今回の結果を印象的なものとし、「抗CD47療法領域における一連のネガティブなニュースに対する稀な勝利だ」と述べた。
ソフトバンクGが筆頭株主のウィーワーク<WE>が大幅安。同社は社債5本の利払いを見送った。
WKケロッグ<KLG>が大幅安。アナリストが「売り」でカバレッジを開始し、目標株価は11ドルに設定した。
民泊のエアビー&ビー<ABNB>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。
マコーミック<MKC> 68.47(-6.25 -8.36%)
HP<HPQ> 26.21(+0.54 +2.08%)
MSPリカバリー<LIFW> 0.26(+0.06 +29.24%)
ウォービー・パーカー<WRBY> 13.78(+0.51 +3.81%)
ポイント・バイオ<PNT> 12.37(+5.69 +85.04%)
イーライリリー<LLY> 525.00(-13.29 -2.47%)
ALX<ALXO> 7.75(+2.94 +61.19%)
ウィーワーク<WE> 2.47(-0.48 -16.27%)
WKケロッグ<KLG> 11.61(-1.74 -13.03%)
エアビー&ビー<ABNB> 127.14(-9.42 -6.90%)
アップル<AAPL> 172.11(-1.64 -0.94%)
マイクロソフト<MSFT> 312.53(-9.27 -2.88%)
アマゾン<AMZN> 124.72(-4.75 -3.67%)
アルファベットC<GOOG> 133.09(-2.08 -1.54%)
テスラ<TSLA> 246.63(-4.97 -1.98%)
メタ・プラットフォームズ<META> 299.96(-6.86 -2.24%)
AMD<AMD> 99.66(-3.61 -3.50%)
エヌビディア<NVDA> 435.28(-12.54 -2.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美