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【材料】ワーナー・ミュージックが上昇 アナリストが目標株価を37ドルに引き上げ=米国株個別

(NY時間09:55)
ワーナー・ミュージック<WMG> 31.88(+0.79 +2.52%)

 レコード会社のワーナー・ミュージック・グループ<WMG>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の34ドルから37ドルに引き上げた。前日終値よりも19%高い水準。

 新興の音楽プラットフォームとの契約や、より新しいストリーミング決済モデルへの移行により、同社は業績を伸ばすという。また、同社株は年初来で11%下落しており、投資家にとって魅力的なエントリーポイントにあるとも指摘した。「同社は音楽業界の恒常的なトレンドの恩恵を受ける位置にあり、最近の株価下落は買いのチャンスであると見ている」と述べている。

 ファンダメンタルズの改善、デジタル収入の増加、コスト管理イニシアチブの強化により、2024年にはストリーミング収入の増加と利益拡大の両方を見込んでいるという。

 さらに同社は音楽業界がアーティストにより良い報酬を与えるように設計された新しい取引に向かうにつれて、利益を得ることができるとも指摘。同時に音楽ストリーミングの支払いモデルの更新により、音楽以外の不正な配信が減少するはずだとも述べている。

【企業概要】
 著名アーティストが所属するレコード会社を複数所有し、才能の発掘から育成、音楽のプロデュース・配信・販売、アーティストとその音楽のマーケティングおよび宣伝まで担う。また、音楽出版事業として、楽曲自体の使用から収益を生み出すことに焦点を当てた知的財産ビジネスも行う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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