市場ニュース

戻る
 

【材料】カーマックスが決算受け下落 消費者の購入能力が懸念材料との指摘=米国株個別

(NY時間11:09)
カーマックス<KMX> 72.90(-6.79 -8.52%)

 米中古車販売のカーマックス<KMX>が下落。取引開始前に6-8月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。第3四半期に自社株買いを再開する予定であることを明らかにした。

 株価は冴えない反応。アナリストらは、消費者の自動車購入能力が同社の懸念材料になりつつあるとの指摘が出ている。「平均販売価格(ASP)は小幅な低下に留まっているものの、平均車両の35%超の価格上昇と現在の高金利環境を考えると、消費者にとって手頃な価格という大きな問題に直面している。消費者の月々の支払額はパンデミック前の水準より40-50%上昇する可能性が高い」と述べている。

 また、「同社の軟調な卸売の台数は、業界全体の需要が引き続き鈍化していることを示しているようだ」とも付け加えた。

(5-7月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.75ドル(予想:0.77ドル)
・売上高:70.7億ドル(予想:69.9億ドル)
  中古車:55.9億ドル(予想:54.7億ドル)
  法人販売:13.2億ドル(予想:13.5億ドル)
  延長保証:1.02億ドル(予想:1.03億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探からのお知らせ

    日経平均