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【市況】日経平均VIは上昇、金融イベント控え警戒感

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時15分現在、前日比+0.34(上昇率2.01%)の17.26と上昇している。なお、今日ここまでの高値は17.43、安値は17.03。

今日の東京株式市場は取引開始時点では売り買いが交錯し、日経225先物は小幅に上昇して始まった。しかし取引開始後は買い戻しの動きは続かず、日経225先物はマイナス圏で軟調な動きとなっている。株価下落に加え、日本時間の明日未明に、米国で連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表され、また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見が行われることから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《SK》

 提供:フィスコ

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