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【材料】本日もアップルは軟調な推移 特段の驚きはなかったとの見方多い=米国株個別

 本日もアップル<AAPL>は軟調に推移している。同社は前日のイベントで新機種のアイフォーン15を発表したが、最上位機種のProマックスの価格を前機種から100ドル引き上げた。

 これまでは新製品に関する情報がイベントまでの数カ月間に渡り既にリークされることが多く、発表日には株価が下落することが多く見けられた。前日もこれまで同様に株価は下落していた。

 アナリストからは、特段の驚きはなかったとの見方が多く、見通しも据え置いた向きも多い。「新製品はほぼ予想通り。平均販売価格も安定しており、アップグレードサイクルに貢献する」といった見方や、「同社株にとって当面は、中国が圧迫要因となる一方、2024年度の業績見通しには上振れ余地がある」といった声も出ている。

 また、「一部の投資家は、最上位機種の100ドルの値上げを期待し、それはファーウェイのMate60Proの発売による業績への逆風を相殺する」との見解も聞かれた。

(NY時間09:54)
アップル<AAPL> 175.14(-1.16 -0.66%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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