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【市況】1日の株式相場見通し=弱含み推移か、月初高のアノマリー崩れるかに注目

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 1日の東京株式市場は売り買い交錯の展開となり、日経平均株価は前日終値近辺で弱含みもみ合いとなりそうだ。前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちの地合いとなった。NYダウは朝方に高く始まったものの、その後は利益確定の売りに押され一貫して下値を切り下げ、午後はマイナス圏で推移する展開となった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は相対的に強さを発揮し、わずかにマイナス圏に沈む場面はあったものの概ねプラス圏で推移した。FRBが9月のFOMCで追加利上げを行わないとの見方が強まるなか強気優勢で始まったが、翌日に8月の米雇用統計発表を控え、買い一巡後はポジション調整の売りが出て上値が重かった。東京市場では8月下旬以降、日経平均が上値指向を強めていたが目先買い疲れ感も意識されるところ。前日のNYダウが安く引けたことで利益確定売りを誘発する可能性がある。日経平均は今年に入ってから月初はすべて上昇していたが、きょうはそのアノマリーが崩れるかどうかが注目される。

 31日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比168ドル33セント安の3万4721ドル91セントと5日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同15.658ポイント高の1万4034.969だった。

 日程面では、きょうは4~6月期の法人企業統計、8月の新車販売台数、8月の軽自動車販売台数など。海外では8月の米雇用統計、8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、7月の米建設支出など。なお、シンガポール市場とベトナム市場は休場。

出所:MINKABU PRESS

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